BMW X4とX5の違いは？サイズ・性能・価格を徹底比較！

2025年5月25日日曜日

BMW X4とX5のどちらを選ぶべき？購入前に知っておきたい決定的な違い

BMWのSUVシリーズの中でも、とくに人気が高いのがX4とX5です。見た目が似ているこの2台ですが、実は性格がまったく異なるモデルです。

「スポーティなデザインで街乗りに映えるX4と、堂々とした存在感と快適性が魅力のX5、どっちが自分に合っているの？」と悩んでいる方は少なくありません。両者の違いを知ることで、ライフスタイルにぴったりの1台が見えてきます。

この記事では、サイズ・性能・価格といったスペック面の比較はもちろん、実際のユーザーの口コミや維持費まで網羅的に解説します。

購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、事前にしっかりと情報を把握しておきましょう。

この記事で分かること

BMW X4とX5のサイズ・性能・価格の明確な違い
それぞれの走行性能と燃費の特徴
X4とX5の内装・装備の違いと快適性
維持費や中古市場での価値など、購入後のリアルなコスト
どちらがどんな人に向いているかという選び方のポイント

BMW X4とX5の基本スペックを比較

車体サイズ（全長・全幅・全高・ホイールベース）の違い

BMW X4とX5は見た目の印象こそ似ていますが、実際のサイズには大きな差があります。X4の全長は4,760mm、全幅1,920mm、全高1,620mm。一方X5は全長4,935mm、全幅2,000mm、全高1,770mmと、X4より一回り大きな設計です。特に全幅と全高の差は、室内空間や視界の広さにも影響します。

エンジン仕様とパワートレインの違い

X4は主に2.0L直列4気筒と3.0L直列6気筒を採用し、ガソリンとディーゼルの両方をラインナップ。X5では、3.0L直列6気筒エンジンに加え、プラグインハイブリッド（PHEV）も用意されています。よりパワフルで環境性能に優れた選択肢があるのはX5の特徴です。

駆動方式とトランスミッションの比較

両車ともBMW伝統のxDrive（四輪駆動）を搭載しており、悪路や雪道でも安定した走行が可能です。トランスミッションは8速ATが主流で、スムーズな加速と静かな変速を両立しています。X4は軽快なスポーツ走行、X5は力強いクルージング性能が特徴です。

乗車定員・荷室容量の違い

乗車定員は両モデルともに5名ですが、荷室容量に差があります。X4は525L（最大1,430L）、X5は650L（最大1,870L）と、X5のほうが圧倒的に積載力に優れています。キャンプやアウトドア派にはX5がより適しています。

各モデルのラインナップとグレード展開

X4には「xDrive20i」「xDrive30d」「M40i」などがあり、スポーツ志向のモデルが多い傾向です。X5は「xDrive40i」「xDrive45e」「M50i」などのラグジュアリー＆高性能グレードがそろっています。購入時には、目的に応じた性能と装備を見極めることが重要です。

「見た目は似ていても、基本スペックには明確な違いがあります。用途やライフスタイルに合わせて選びましょう。」

BMW X4とX5の走行性能を比較

加速性能（0-100km/h）と最高速度

加速力は、運転の爽快感に直結する重要なポイントです。BMW X4 M40iは0-100km/hをわずか4.8秒で達成し、X5 xDrive40iも5.5秒と高い加速性能を誇ります。X4は軽量ボディが効いており、よりスポーティな走りが可能です。一方でX5はパワーと重厚感を兼ね備え、安定感ある加速が魅力です。

ハンドリング・乗り心地の違い

BMW X4は低重心でボディ剛性も高く、ワインディングロードなどでの俊敏なコーナリング性能に定評があります。X5はエアサスペンションを搭載しており、路面の凹凸を滑らかに吸収。長距離移動や高速巡航時でも疲れにくい乗り心地が特徴です。

オフロード性能と舗装路での快適性

両モデルともxDrive（四輪駆動）を標準搭載していますが、オフロードでの実力には差があります。X5は最低地上高が高く、大径ホイールとサスペンションの恩恵で未舗装路でも力を発揮します。対してX4はオンロードでのパフォーマンスに特化しているため、悪路走行はやや不得手です。

燃費性能（WLTCモード）

燃費は維持費に直結するため、実用性の面でも重要です。X4 xDrive20iの平均燃費は約12.4km/L、X5 xDrive40iは約10.6km/Lと、X4のほうが日常使いにおいて経済的です。ただし、X5のプラグインハイブリッドモデル（45e）は条件次第で電気走行による大幅な燃費改善も見込めます。

静粛性・エンジン音の違い

X5は遮音材の使用やドアシールの工夫により、車内の静粛性が非常に高いです。特に高速走行時や荒れた路面では違いが顕著に表れます。X4はスポーツ志向のため、エンジン音を「楽しむ設計」とされており、運転時の高揚感を重視するドライバーに支持されています。

走行性能においては、X4は俊敏性とスポーツ性、X5は安定性と快適性に優れています。利用シーンに応じた選択が重要です。

BMW X4とX5の内装・装備の違い

インテリアデザインと素材の質感

BMW X4はスポーティな雰囲気を重視し、ブラック基調の内装とシンプルな加飾が特徴です。対してX5はウッドやアルミの加飾パネルを用いたラグジュアリー志向のデザインが多く、高級車としての風格を感じさせます。特にX5のレザーシートにはナッパレザーが使用されており、触感と座り心地で上回ります。

インフォテインメントシステムの比較

両車ともBMW最新の「iDrive 7.0」を搭載し、タッチ操作・ジェスチャーコントロール・音声入力に対応しています。ただしX5では、より大型の12.3インチデュアルディスプレイが標準搭載され、視認性と操作性が優れています。X4はややコンパクトな画面構成ですが、必要十分なナビゲーション機能を備えています。

シート構成と快適装備の差

X5はシートの調整幅が広く、メモリー機能やシートヒーター、ベンチレーションまで備えたグレードも多く存在します。X4でもシートヒーターは搭載されていますが、快適性の面ではX5に軍配が上がるでしょう。リアシートの足元スペースやヘッドクリアランスもX5の方がゆとりがあります。

安全装備と先進運転支援システム（ADAS）

BMWの先進安全機能「Driving Assistant Professional」は、両モデルにオプションまたは標準で搭載されています。内容はほぼ共通ですが、X5のほうが追加装備の選択肢が豊富で、渋滞時ハンズオフ機能などもより充実しています。どちらも歩行者検知や車線維持支援、アクティブクルーズコントロールを完備しています。

ラゲッジスペースと収納力の違い

荷室容量はX5が650L（最大1,870L）と非常に広く、アウトドアや長距離旅行での積載性能に優れています。X4も525L（最大1,430L）と十分ですが、クーペスタイルゆえに上下方向のスペースが制限されがちです。リアゲートの開閉もX5は上下分割式で、利便性に配慮されています。

内装と装備は、快適性と高級感を求めるならX5、スポーティさとシンプルさを重視するならX4がおすすめです。

BMW X4とX5の価格と維持費を比較

新車価格とグレード別価格帯

X4の新車価格は約740万円からスタートし、上位グレードのM40iでは約980万円です。対してX5は約970万円から始まり、M50iなどの高性能モデルでは1,400万円を超えるケースもあります。価格差はグレード次第で最大500万円以上に広がるため、購入前に明確な目的をもつことが重要です。

自動車税・重量税・自賠責保険の差

両車とも排気量に応じた自動車税が課税されます。たとえば、X4 xDrive20iは2.0Lで年間税額は39,500円、X5 xDrive40iは3.0Lで51,000円です。また、車重もX5のほうが重いため、重量税はX5のほうが高くなります。保険料は運転歴や等級によって異なりますが、X5のほうがやや高くなる傾向です。

燃料費・タイヤ交換などの維持費比較

燃費性能が高いX4は、年間走行距離が1万km程度の場合、燃料費を10万円前後に抑えることも可能です。一方X5は車重がありエンジンも大きいため、燃料費は15〜20万円になることが一般的です。さらに、X5はタイヤサイズが大きく、4本交換で20万円以上かかるケースもあります。

リセールバリュー（下取り価格）の傾向

リセール面では、人気グレードや限定モデルが高値で売却される傾向にあります。X4のM40iやX5のxDrive45e（PHEV）は中古市場で評価が高く、3年後でも60〜70%の残価率を維持することがあります。需要とタイミングが価格に大きく影響するため、売却時期の見極めも重要です。

保険料の目安と実例紹介

30代前半、ゴールド免許、10等級のケースで試算すると、X4は年間約9〜11万円、X5は約12〜14万円程度が一般的です。特にX5は高額修理リスクを考慮した車両保険が高めです。万一に備えるなら、対人・対物無制限に加え、車両保険付きプランを選ぶと安心です。

維持費を含めた総コストはX5の方が高めですが、装備・快適性を加味すると納得感のある価格帯です。

BMW X4とX5はこんな人におすすめ

スポーティで都会的なSUVが欲しい人にはX4

BMW X4はクーペスタイルのSUVとして、スタイリッシュなデザインと機敏な走行性能が魅力です。街中での取り回しが良く、狭い駐車場でも扱いやすいと好評です。都市部を中心に走行するユーザーや、見た目にこだわるドライバーに向いています。

高級感とゆとりある車内空間を重視するならX5

X5はボディサイズが大きく、後席やラゲッジスペースに余裕があり、快適性を最優先する方に適しています。シート素材や内装の質感も高く、乗る人すべてが満足できる空間です。ドライバーだけでなく、同乗者の快適性を重視する方にぴったりです。

ファミリー用途に適したモデルは？

家族での移動が多いなら、X5の方が断然おすすめです。3人以上の同乗でも余裕のある室内空間に加え、チャイルドシートや大きな荷物の積載にも対応できます。X4でもファミリー使用は可能ですが、後席の頭上空間や荷室サイズに制限があります。

趣味・アウトドアに向いているのはどっち？

キャンプやスキー、サーフィンなどアウトドア用途にはX5が適しています。最低地上高が高く、大容量の荷室やタフなxDriveシステムを備えており、悪路や雪道でも安定した走行性能を発揮します。X4は舗装路向きで、アウトドアではやや制約を感じる場面もあるでしょう。

長距離ドライブ・高速道路で快適なのは？

長時間のドライブには、乗り心地と静粛性に優れたX5が向いています。エアサスペンションと遮音構造により、高速域でも快適に移動できます。X4もドライバー主体であれば問題ありませんが、後席の快適性ではX5に軍配が上がります。

購入目的が明確であれば、X4とX5のどちらを選ぶべきかが自然と見えてきます。デザイン重視か、機能重視かが大きな分かれ目です。

BMW X4とX5のユーザー口コミ・評価まとめ

実際のオーナーの満足点と不満点

BMW X4のオーナーからは「スタイリッシュなデザインが気に入っている」「街乗りでも小回りが利く」といった声が多く聞かれます。一方、X5のユーザーは「乗り心地がとても滑らか」「家族での長距離移動にも快適」と評価しています。ただし、X4は「後部座席の頭上スペースがやや狭い」、X5は「車体が大きくて駐車しにくい」といった不満も報告されています。

整備士やディーラーの専門的な意見

専門家からは「X4は比較的シンプルな構造で整備性が高い」「X5は電子制御が多いため診断機器が必須」といったコメントがあります。維持や点検のしやすさではX4に軍配が上がる一方で、X5の先進装備は長期的な使用におけるコスト増加の要因となる可能性があります。

SNSやレビューサイトで多い評価傾向

X4については、「クーペSUVの中でデザインが一番好み」といったビジュアル面の評価が目立ちます。対してX5は、「とにかく室内が広くて快適」「静粛性が高くて高級車らしい」といった声が多数見られます。快適性に関してはX5のほうが圧倒的な評価を得ています。

中古車市場での人気と売れ筋傾向

BMW X4は30〜40代のビジネスユーザーに人気があり、M40iグレードのリセールバリューも高めです。X5はファミリーユース層からの支持が強く、PHEVモデル（xDrive45e）の人気が高まっています。リセールを重視するなら、流通台数の多いグレードとボディカラーの選定が鍵となります。

長期所有時の印象・劣化の違い

X4は3年以上所有したユーザーから「走行性能に飽きが来ない」「内装が丈夫」といった声が上がっています。一方X5は「電装系の不具合が数年で出た」「部品交換費用が高い」との意見もあり、高級車ならではの維持管理コストに注意が必要です。

ユーザーのリアルな声を知ることで、購入後の満足度やトラブル回避につながります。

よくある質問（FAQ）

BMW X4とX5の違いは一言で言うと？

X4はスポーティでコンパクトなクーペSUV、X5はラグジュアリーで室内空間が広い高級SUVです。見た目以上に走行性能や用途に違いがあります。たとえば、X4はドライバー志向、X5は同乗者の快適性を重視しています。

X4とX5、どっちが維持費が安い？

維持費はX4の方が安い傾向です。燃費性能はX4が約12km/L前後、X5は約10km/L前後で、燃料代の差は年間3〜5万円ほど。また、タイヤ交換や自動車税もX4の方が安く抑えられます。

X4とX5で迷ったらどう判断すればいい？

判断のポイントは「使う目的」と「乗る人数」です。一人または夫婦で街乗り中心ならX4、家族で旅行や荷物を積む機会が多いならX5が最適です。試乗して車内の広さや運転感覚を確かめるのもおすすめです。

中古で買うならX4とX5どちらが有利？

中古車市場ではX4の方が価格がこなれており、予算に余裕がない場合に向いています。一方、X5は流通台数が多く、PHEVモデルのxDrive45eなどが人気。維持費やリセールバリューまで含めて選びましょう。

女性にも扱いやすいのはどっち？

取り回しやすさではX4が有利です。全幅や全長がコンパクトで、小回りも利きます。実際に「駐車がラク」との口コミも多く見られます。X5は視界が高く運転しやすいという意見もありますが、サイズに慣れが必要です。

X4とX5は家族向けに使えるか？

家族向けにはX5がおすすめです。リアシートや荷室の広さがX4を大きく上回り、チャイルドシートも設置しやすいです。X4も5人乗りですが、成長期の子どもがいる家庭には少し窮屈に感じるかもしれません。

迷ったときは、家族構成やライフスタイルをもとに最適な一台を選びましょう。

まとめ：BMW X4とX5の違いを正しく知って最適な選択を

BMW X4とX5は、見た目の印象こそ似ていますが、用途・性能・価格・快適性において大きな違いがあります。

X4はスタイリッシュでスポーティなクーペSUV
X5は室内空間が広く、ラグジュアリーな高級SUV
価格帯や維持費はX4がコンパクトで抑えやすい
長距離移動やファミリー用途にはX5が優秀
リセールや中古市場では人気グレードを狙うと有利

どちらも魅力的なモデルですが、ライフスタイルや使用目的に合った選択が最も重要です。購入前には必ず試乗し、装備やサイズ感を実際に体験することをおすすめします。

後悔のないカーライフを送るためにも、自分に本当にフィットする1台を選びましょう。