【試乗レビュー】BMW X4の走りを徹底評価！SUVクーペの実力とは？

2025年5月25日日曜日

BMW X4の魅力とは？

BMW X4は、洗練されたクーペスタイルと高い走行性能を融合させたSUVとして、多くのドライバーを惹きつけています。街中でも映える美しいシルエットと、BMWならではのスポーティな走りは、多くの試乗者から「期待以上だった」と高評価を集めています。

一方で、「SUVにクーペスタイルって実用性がどうなの？」という疑問もあるでしょう。実際に乗ってみると、見た目と機能性を両立していることに驚かされます。ラゲッジ容量や後部座席のスペースにも工夫が凝らされており、日常使いでもストレスを感じにくい設計です。

「高級SUV＝堅苦しい」と感じている方にも、BMW X4は心地よい距離感で応えてくれます。運転する楽しさ、乗り心地、デザイン性、すべてにおいて“ちょうどいい贅沢”を味わえるモデルです。

この記事で分かること

BMW X4のスペックと他車種との違い
実際の試乗体験から見た走行性能のリアルな評価
内装の快適性や装備の先進性
維持費や燃費など、購入前に知っておきたいポイント
試乗したユーザーの口コミと評判

BMW X4とはどんな車か？スペックと特徴を解説

BMW X4の基本スペックと価格帯

BMW X4は、クーペスタイルのボディラインと高性能を兼ね備えたプレミアムSUVです。搭載される主なグレードは「xDrive20i」「M40i」などがあり、価格は約800万円〜1,100万円前後が相場です。全モデルにインテリジェント4WD「xDrive」が搭載され、安定感のある走行性能を実現しています。

クーペスタイルSUVとしての独自性

BMW X4は、SUVでありながらスポーツクーペの流れるようなルーフラインを持ち、視覚的にも走りの躍動感を演出しています。高さよりも横幅を意識したデザインは、一般的なSUVと一線を画す存在感です。都市部でのスタイリッシュな移動手段として人気が高まっています。

BMW X3との違い

X4はX3をベースにした派生モデルですが、違いは明確です。X3が「実用性重視のファミリーSUV」であるのに対し、X4は「デザインと走りを重視したラグジュアリーSUV」として設計されています。後部座席のヘッドクリアランスや荷室容量はX3に劣るものの、スポーツ走行性能や所有欲を満たす点でX4に軍配が上がります。

ライバル車種との比較（GLCクーペ、Q5スポーツバックなど）

BMW X4の競合モデルには、メルセデス・ベンツ GLCクーペやアウディ Q5スポーツバックが挙げられます。GLCクーペはラグジュアリー性が高く、Q5スポーツバックは快適性に優れています。一方X4は、走行性能とハンドリングのレスポンスにおいて優位です。輸入SUV市場の中でも、“走る歓び”を最も感じられるモデルとして支持されています。

エンジン・駆動方式の選択肢

BMW X4は、2.0L直列4気筒ターボエンジンを搭載する「20i」、3.0L直列6気筒ターボを積む「M40i」の2種類が主流です。いずれも8速ATとxDriveが組み合わされ、悪路や雪道にも対応可能。M40iは0-100km/h加速が4.8秒と高性能で、

「SUVでありながらスポーツカー並みの加速を体感できる」点が特徴です。

実際にBMW X4を試乗して感じた走行性能

街乗りでの操作性と静粛性

BMW X4は市街地走行でも非常に扱いやすい車です。ステアリングは軽快で、狭い道でも取り回しがしやすく感じられます。また、アイドリング時や低速走行中の静粛性が高く、エンジン音やロードノイズはほとんど気になりません。試乗中、信号待ちで「エンジンが止まっているのでは？」と感じたという声もあるほどです。

高速道路での加速感と安定性

高速道路では、BMWらしい力強い加速を発揮します。特にM40iモデルでは、0-100km/h加速が4.8秒という驚異的な性能を誇ります。追い越し時のレスポンスも鋭く、合流や坂道でもストレスなくスムーズに加速できます。さらに、高速域でもハンドルがブレず、安定した走行姿勢が保たれる点も高評価です。

スポーツモード時の走りの変化

ドライブモードを「SPORT」に切り替えると、アクセルレスポンスやシフトタイミングが大きく変化します。特にエンジン音が力強くなり、走りへの没入感が増します。試乗したユーザーからは、「まるでスポーツカーのような加速感」との声も多く聞かれました。

ただし、乗り心地はやや硬く感じるため、長距離ドライブでは注意が必要です。

ステアリングのフィーリングと路面追従性

X4のステアリングは適度な重さがあり、走行スピードに応じて自動調整されます。コーナリング時の反応も鋭く、運転者の意図に忠実に反応してくれる安心感があります。特に山道やワインディングでは、車体がしっかりと路面を捉えて離さない感覚が得られ、試乗者から「まるでスポーツセダンのよう」と称されることもあります。

サスペンションと乗り心地のバランス

X4はスポーツサスペンションを採用しつつも、日常の快適性を犠牲にしていません。段差や舗装の粗い路面でもショックが穏やかに吸収され、長時間のドライブでも疲れにくい設計です。特にMスポーツモデルではアダプティブサスペンションが標準装備されており、走行状況に応じて自動で最適な硬さに調整されます。

内装と装備のレビュー｜快適性と先進性の融合

シートの質感と座り心地

BMW X4のシートは、高級レザーを使用したしっとりとした質感が特徴です。前席は電動調整とメモリ機能付きで、長時間の運転でも疲れにくい設計になっています。実際に試乗したユーザーからは「腰まわりのホールド感が絶妙」との声もあり、ドライビングポジションの自由度も高く評価されています。

運転席周りのインターフェース

X4のコックピットは、ドライバーを中心に設計された包み込むような配置です。物理ボタンとタッチ操作がバランス良く配置されており、直感的に操作できます。シフトレバー周辺はシンプルながら高級感があり、操作ミスを防ぐ視認性の高さも魅力です。

iDriveの使いやすさと機能性

BMWの独自システム「iDrive」は、ダイヤル操作とタッチスクリーンを併用できるインターフェースです。ナビ、オーディオ、車両設定まで一括管理できる利便性の高さが魅力です。最新版ではApple CarPlayやAndroid Autoにも対応し、スマートフォンとの連携もスムーズです。

デジタルメーターとHUDの見やすさ

メーターパネルは12.3インチのフルデジタル仕様で、情報のカスタマイズ表示が可能です。また、フロントガラスに映し出されるヘッドアップディスプレイ（HUD）は、スピードやナビ情報を視線の移動なしで確認できるため安全性も向上します。夜間走行でも視認性が落ちない点は安心材料です。

オプション装備の選び方とおすすめ

X4では多彩なオプションが用意されていますが、人気なのは「パノラマガラスサンルーフ」や「harman/kardonサウンドシステム」などです。これらは中古市場でも評価が高く、リセールバリューにも直結しやすい選択肢といえます。快適性を重視するなら、シートヒーターやエアコン調整機能も見逃せません。

BMW X4の燃費と維持費｜長期使用を見据えたコスト感

実際の燃費（街中・高速・平均）

BMW X4の燃費は、グレードによって異なります。xDrive20iではWLTCモードでおおよそ11.5km/L、高速道路では13〜14km/Lを記録することもあります。一方、M40iはパワフルな走りの分、平均燃費は9〜10km/L前後に落ち着きます。街乗り中心か、高速利用が多いかで大きく印象が変わる点に注意が必要です。

メンテナンス費用と保証内容

X4には「BMWサービス・インクルーシブ」が付帯しており、初回車検までの点検・整備費用が無償になります。オイル交換、ブレーキ液、ワイパーブレードの交換なども対象です。保証は3年間または走行距離10万kmまで。長期で乗る予定があるなら、延長保証プランの検討もおすすめです。

保険料や税金の目安

BMW X4の自動車税は排気量に応じて年間45,000〜66,500円（2024年度基準）です。任意保険料は年齢や等級によって変動しますが、30代・ゴールド免許の平均でおよそ9〜12万円程度。ハイグレード車両であるため、保険料はやや高めに設定される傾向にあります。

ランニングコストとコスパ評価

ガソリン代、保険料、駐車場代を含めた月間維持費は、おおよそ4万〜6万円が相場です。M40iはハイオク指定である点にも注意が必要です。ただし、走行性能や所有満足度を考慮すると、コストに見合う価値があるとの評価も多く、プレミアムSUVとしては妥当な水準といえるでしょう。

中古車市場でのリセールバリュー

X4は中古市場でも人気があり、リセールバリューは比較的安定しています。特にMスポーツやパノラマルーフ付き、低走行距離車は高値が付きやすいです。3年落ちで約60〜70％の残価が期待できるため、

買い替え時の損失を抑えたい方にも適したモデルです。

ユーザーの声・試乗者のリアルな評価

購入者の満足点・不満点

BMW X4のオーナーからは、「スポーティな走行性能とスタイリッシュな外観が両立している」と高評価です。一方で、「後部座席の天井がやや低く、長身の人には窮屈」といった声も見られます。外観重視の設計ゆえのトレードオフに理解が必要です。

SNS・口コミでの評価まとめ

X（旧Twitter）やInstagramでは、「#BMWX4試乗」で多くの感想が共有されています。特に人気なのは「加速の鋭さ」「運転していて気分が上がる内装」。女性ドライバーからも「意外と運転しやすい」との声が多数あり、幅広い層から支持されています。

専門家によるインプレッション

自動車専門誌『ベストカー』や『Car Watch』では、BMW X4の走行性能とデザイン性が高く評価されています。特にM40iの走りについては「SUVの概念を超えた動力性能」と絶賛されています。プロの視点からもX4は“走りのBMW”の名に恥じない仕上がりと評価されています。

試乗イベントや販売店でのフィードバック

正規ディーラーでの試乗イベントでは、初めてBMWに乗る人からも「スムーズな走行と高級感に驚いた」という感想が多く寄せられています。特に「初めての輸入車でも安心できた」との声が印象的で、初めての高級SUV購入にも選ばれやすい車種です。

オーナーが語る「BMW X4を選んだ理由」

複数のオーナーインタビューによれば、選定理由として「X3では物足りず、X6では大きすぎる」といった“ちょうどよさ”がポイントになっています。また、「他と被りにくい」「駐車場にもギリギリ収まるサイズ感が絶妙」との声もあり、

日常生活と所有満足度を両立したい人にとって最適な選択肢といえます。

よくある質問（FAQ）

BMW X4は運転しやすい車ですか？

はい、BMW X4は視界が広く、ステアリングの反応もスムーズなため運転しやすい車です。特に街中での取り回しや車庫入れにおいては、全方位カメラやパーキングアシストがサポートしてくれるため、初めての輸入車でも安心です。

BMW X4の後部座席は狭い？実用性は？

X4はクーペスタイルのため、後部座席のヘッドクリアランスはやや低めです。身長180cm以上の方は天井に頭が近づく場合もありますが、足元のスペースや座面の快適さは十分で、日常使用には問題ありません。実用性としては、大人4人乗車が無理なく可能です。

X3とX4、どちらを選ぶべき？

実用性重視ならX3、デザインや走行性能を重視するならX4がおすすめです。X3は荷室容量や後席空間に優れており、ファミリーユース向きです。一方X4はスポーティな走りと個性的な見た目を求める方に適しています。

BMW X4の維持費は高い？

年間の維持費は、平均で約50〜70万円程度です。内訳としては、燃料代（ハイオク）、保険料、メンテナンス費用などが含まれます。BMWサービス・インクルーシブがあることで初期メンテ費は抑えられますが、長期的な視点では余裕を持った予算設定が必要です。

中古でBMW X4を購入する際の注意点は？

中古のBMW X4を購入する際は、整備記録と保証の有無を必ず確認してください。特に低年式モデルでは、サスペンションや電装系の不具合が報告されているケースもあります。BMW認定中古車（BMW Premium Selection）なら、走行距離無制限の1年間保証が付くため安心です。

試乗するにはどこへ行けばいい？

全国のBMW正規ディーラーで試乗予約が可能です。公式サイトや電話での事前予約がスムーズです。週末は混雑することが多いため、平日を選ぶとじっくり試乗できます。また、季節ごとに開催される試乗イベントでは複数モデルの比較も可能です。

まとめ：BMW X4は走りとデザインを両立するSUVクーペの本命

BMW X4は、クーペSUVというジャンルにおいてスタイルとパフォーマンスを高次元で融合させた1台です。試乗を通じて分かる走りの滑らかさや安定性は、単なるデザイン重視のモデルとは一線を画します。

また、街中でも目を引く存在感と、プレミアム感のある内装は日常と非日常を行き来できる贅沢さを提供します。燃費や維持費はやや高めですが、それを補って余りある満足感が得られる点も魅力です。

本記事で紹介したポイントをまとめると、以下の通りです。

BMW X4はX3をベースにしつつ、よりスタイリッシュで走行性能に優れる
実際の試乗では、加速・安定性・静粛性すべてで高い評価を獲得
内装や装備は高級感と先進性が両立し、快適性も高い
維持費は高めだが、リセールも良好で長期的にはコスパ◎
ユーザーや専門家からの評価も上々で、信頼できる選択肢

SUVの実用性とクーペの美しさを両立したい方にとって、BMW X4は間違いのない1台です。