BMW X1 vs CX-5 徹底比較で分かること

BMW X1 vs CX-5 徹底比較で分かること

今、コンパクトSUV市場で注目されているのがBMW X1とマツダCX-5です。それぞれに異なる魅力があり、購入を迷う方が非常に多いのではないでしょうか。

結論から言うと、「どちらが優れているか」は用途次第で変わります。高級感や走行性能を重視するならBMW X1、一方でコストパフォーマンスと維持費を重視するならCX-5が有力な選択肢です。

「BMWは維持費が高そう…」「CX-5でも十分満足できる?」そんな疑問に対し、価格・維持費・走行性能などのデータをもとに、徹底的に比較検証しました。購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、しっかり情報を把握しておきましょう。

この記事で分かること

  • BMW X1とCX-5の価格差とコスパの違い
  • 維持費や燃費、税金など長期コストの比較
  • 走行性能・乗り心地・安全性能の違い
  • デザイン・内装の快適性と実用性の評価
  • 購入前にチェックすべきポイントと注意点

【価格比較】BMW X1とCX-5はどっちがお得?

【価格比較】BMW X1とCX-5はどっちがお得?

新車価格の相場とグレード別価格帯

BMW X1の新車価格は約530万円〜680万円と、高級SUVとして位置付けられています。一方、マツダCX-5は約300万円〜450万円と、かなり手頃な価格帯です。

特にCX-5は「XD Exclusive Mode」など上位グレードでも500万円以下で購入可能なため、価格重視の方には大きなメリットです。BMW X1は装備面で優れていますが、価格に見合う価値があるか検討が必要です。

中古車市場での価格動向とリセールバリュー

リセールバリューは、BMW X1が有利です。3年落ちの買取相場は新車価格の約65%前後を維持しています。一方、CX-5は約55%前後とやや下落幅が大きい傾向です。

ただし、CX-5は流通量が多く、状態の良い中古車が豊富に選べます。予算を抑えつつ、高年式モデルを狙うならCX-5の中古市場は魅力的です。

購入時にかかる諸費用の違い

BMW X1は輸入車のため、登録費用や自動車取得税が高額になる傾向があります。諸費用だけで約50万円〜80万円程度が必要です。

一方、CX-5は国産車のため諸費用は約30万円〜50万円と抑えられます。値引き交渉もしやすく、キャンペーンによってはさらにコストを下げることも可能です。

装備内容を考慮したコスパ比較

BMW X1は最新の運転支援システムや高級感ある内装が魅力ですが、その分価格に反映されています。CX-5は上位グレードでも装備が充実しており、コストパフォーマンスの高さが光ります

具体的には、CX-5の「L Package」ではレザーシートやBOSEサウンドシステムが標準装備。これらはBMW X1ではオプション扱いとなることが多く、追加費用が必要です。

購入後の満足度に差はある?

実際のオーナーレビューでは、BMW X1は「走行性能が優れている」「所有欲を満たせる」といった声が多く見られます。一方、CX-5は「維持費が安く、長く乗れる」という満足度が高いです。

どちらも高い評価を得ていますが、重視するポイントによって満足度は大きく変わります。

予算だけで判断せず、ライフスタイルに合った選択が重要です。

【維持費比較】BMW X1とCX-5、維持費が安いのはどっち?

【維持費比較】BMW X1とCX-5、維持費が安いのはどっち?

年間自動車税と保険料の違い

BMW X1は排気量が2.0Lで自動車税は年間39,500円です。一方、CX-5も主力は2.2Lディーゼルモデルですが、ガソリン車は2.0Lクラスが多く、自動車税は同程度またはやや高額になります。

保険料はBMW X1が平均して年間10万円〜13万円、CX-5は7万円〜10万円程度です。特にBMW X1は輸入車扱いとなるため、保険料が高めに設定されています。

燃費性能と年間ガソリン代の比較

BMW X1のWLTCモード燃費は13.8km/L、CX-5はディーゼルモデルで16.6km/Lと優れています。年間1万km走行の場合、ガソリン代は以下の通りです。

  • BMW X1(ハイオク): 約13万円
  • CX-5(軽油): 約8万円

燃料費ではCX-5が圧倒的に有利です。

車検費用・メンテナンス費用の相場

BMW X1の車検費用は約15万円〜20万円が相場です。これは輸入車特有の部品代や工賃の高さが影響しています。

CX-5は約8万円〜12万円程度で済み、メンテナンスも国産車のためリーズナブルです。さらに、CX-5は長期保証プランが充実している点もメリットです。

故障リスクと修理費用の実態

BMW X1は電子制御系の故障リスクが高めで、修理費は1回あたり10万円以上になることも珍しくありません。

一方、CX-5はユーザーレビューでも「大きな故障が少ない」という声が多く見られます。万が一の修理費も国産車のため、部品代・工賃ともに安価です。

長期保有時の総維持コストシミュレーション

5年間で1万km/年走行した場合の総維持費は以下の通りです。

  • BMW X1:約280万円〜320万円
  • CX-5:約200万円〜240万円

長期的なコストを重視するならCX-5が圧倒的に有利です。

ただし、BMW X1はリセールバリューが高いため、売却時の価値を考慮すればトータルバランスも検討材料になります。

【走行性能比較】BMW X1とCX-5、ドライブが楽しいのはどっち?

【走行性能比較】BMW X1とCX-5、ドライブが楽しいのはどっち?

エンジンスペックと加速性能の比較

BMW X1は2.0L直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力は204馬力です。0-100km/h加速は約7.1秒と、スポーティな走りが楽しめます。

一方、CX-5は2.2Lディーゼルターボで最高出力200馬力。低回転からのトルクが豊富で、街乗りや長距離ドライブでの安定した加速が特徴です。

ハンドリングと乗り心地の違い

BMW X1はスポーティなハンドリングが魅力です。特にコーナリング時の安定感は欧州車ならではで、高速道路でのレーンチェンジもスムーズに行えます。

CX-5は乗り心地重視のセッティングで、路面の凹凸をしっかり吸収します。長時間の運転でも疲れにくい点はファミリーユーザーから高い評価を受けています。

高速道路での安定性と静粛性

BMW X1は遮音性が高く、エンジン音やロードノイズをしっかり抑えています。120km/h巡航でも車内は非常に静かで、高速走行中の安定性も抜群です。

CX-5も遮音性に優れていますが、ディーゼルエンジン特有のエンジン音が多少気になる場合があります。それでも、一般道と高速道路の両方でバランスの取れた走行性能を発揮します。

雪道・悪路での走行性能はどちらが優秀?

BMW X1はxDrive(四輪駆動)システムを搭載したモデルがあり、雪道や悪路での走行性能が高いです。スタビリティコントロールも優秀で、滑りやすい路面でも安心感があります。

一方、CX-5もAWDモデルがあり、i-ACTIV AWDシステムによる優れたトラクション性能を発揮します。特に雪国での利用者から高評価を受けています。

実際のオーナーレビューから見る評価

BMW X1オーナーからは「運転が楽しく、走りに高揚感がある」という声が多く寄せられています。ドライブ好きには最適な1台です。

一方、CX-5オーナーは「燃費が良く、長距離運転でも快適」という実用性を重視した評価が目立ちます。静粛性と乗り心地を求める人には適しています。

購入前に試乗して、実際の乗り味を体感することを強くおすすめします。

【デザインと内装比較】スタイリッシュなのはどっち?

【デザインと内装比較】スタイリッシュなのはどっち?

エクステリアデザインの印象比較

BMW X1はダイナミックで存在感のあるデザインが特徴です。キドニーグリルが大型化され、都会的なスタイルが際立ちます。

一方、CX-5は「魂動デザイン」に基づいた滑らかなボディラインが特徴で、上品で落ち着いた印象を与えます。スポーティさを求めるならBMW X1、洗練された美しさを求めるならCX-5がおすすめです。

インテリアの質感と快適性

BMW X1は高級感あふれるレザーシートや、アンビエントライトによる演出が魅力です。特に運転席周りはドライバー中心に設計されており、操作性とデザイン性が両立しています。

CX-5は価格帯以上の質感を誇り、「L Package」以上のグレードではナッパレザーやウッド調パネルも採用。家族連れにも人気の快適な空間が広がります。

シートアレンジと積載容量の使い勝手

BMW X1のラゲッジ容量は最大1,550リットルまで拡張可能で、フラットな荷室が便利です。リヤシートの分割可倒機能により、多彩なアレンジができます。

CX-5は通常時でも505リットルの大容量を確保し、ゴルフバッグ4つも楽に収納可能です。後席を倒すとフルフラットになるため、大きな荷物の積載にも対応できます。

最新のインフォテインメントシステム比較

BMW X1は10.25インチの大型ディスプレイに加え、最新のiDrive 8システムを搭載。直感的な操作と美しいグラフィックが特徴です。

CX-5は8インチのセンターディスプレイを標準装備。Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応しており、スマートフォンとの連携がスムーズです。必要十分な機能を備えつつ、操作はシンプルです。

ファミリー向けとしての実用性は?

BMW X1は安全性能や室内空間の快適性に優れており、チャイルドシートの装着も簡単です。ただし、後席の足元スペースはやや狭めです。

CX-5はファミリーユーザーから高い支持を得ており、後席の広さと静粛性が特に評価されています。長距離ドライブでも子どもが快適に過ごせる環境が整っています。

家族で使う場合は、後席の広さや乗り降りのしやすさにも注目してください。

【安全性能比較】BMW X1とCX-5の安全装備はどちらが充実?

【安全性能比較】BMW X1とCX-5の安全装備はどちらが充実?

衝突被害軽減ブレーキなどの標準装備

BMW X1は「Driving Assistant」という先進安全パッケージを標準装備しています。この中には衝突被害軽減ブレーキ、自動緊急ブレーキ、歩行者検知機能が含まれています。

一方、CX-5は全グレードに「i-ACTIVSENSE」を標準搭載。最新の安全装備が全車に適用されている点は大きな魅力です。

アダプティブクルーズコントロールの性能差

BMW X1は高速走行時に強みを発揮するアクティブクルーズコントロール(ACC)を採用しています。全車速追従機能があり、渋滞時のストップ&ゴーにも対応しています。

CX-5は「MRCC(マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール)」を搭載。ただし、グレードによっては全車速対応ではなく、低速域での機能に制限がある点に注意が必要です。

最新の運転支援システム比較

BMW X1は「レーンキーピングアシスト」「ブラインドスポットモニター」など豊富な運転支援機能を標準装備しています。さらに、オプションで360度カメラも装着可能です。

CX-5も「レーンキープアシスト」や「アダプティブLEDヘッドライト」を搭載。夜間走行時の視認性向上に優れています。ただし、BMW X1のほうがカメラやセンサー精度は高い傾向にあります。

衝突安全性能テストの結果

BMW X1はユーロNCAPで5つ星評価を獲得しており、高い衝突安全性が証明されています。特に歩行者保護性能で高いスコアを記録しています。

CX-5もJNCAPで最高ランクの「ASV++」を取得。衝突時の乗員保護性能は非常に高い水準にあります。コストパフォーマンスと安全性を両立している点は評価に値します。

子ども連れに安心な安全機能は?

BMW X1はISOFIX対応のチャイルドシート固定装置が標準装備され、ドアの開閉時に子どもが誤って外に出ないよう「チャイルドロック」も搭載しています。

CX-5は後部座席の広さに加え、リヤシートベルトリマインダーが装備されています。これは後席のシートベルト未装着をすぐにドライバーに知らせる便利な機能です。

小さな子どもがいる家庭では、乗り降りのしやすさや後部座席の安全装備に注目してください。

【よくある質問(FAQ)】BMW X1とCX-5の気になる疑問を解決

【よくある質問(FAQ)】BMW X1とCX-5の気になる疑問を解決

BMW X1のリセールバリューは本当に高い?

はい、BMW X1はリセールバリューが高い輸入SUVのひとつです。3年後の残価率は約65%前後と高水準を維持しています。

特に人気の高い「xDrive 20i M Sport」などのグレードは、買取市場でも需要が高く、高値がつきやすい傾向です。

CX-5はなぜコスパが高いと言われるの?

CX-5は新車価格が手頃ながら、装備や走行性能、安全性能が非常に充実しています。

上位グレードの「L Package」では本革シートやBOSEサウンドシステムも標準装備。維持費が安く、燃費性能も高いため、トータルコストで見ても非常にバランスが良い車です。

維持費は実際どのくらい差が出る?

BMW X1は年間の維持費が約50万円〜60万円かかる場合があります。一方、CX-5は約30万円〜40万円で済むことが多いです。

特に燃料代と保険料の差が大きいため、年間走行距離が多い方は注意が必要です。

長距離ドライブに向いているのはどちら?

長距離ドライブを快適に楽しみたい場合は、BMW X1がおすすめです。静粛性やシートのホールド感が高く、長時間の運転でも疲れにくい設計になっています。

ただし、CX-5も高速安定性が高く、燃費性能の良さから長距離移動時の経済性は大きなメリットです。

故障しにくいのはBMW X1?CX-5?

故障の少なさではCX-5が優れています。国産車の信頼性は高く、定期メンテナンスを実施していれば大きなトラブルはほとんどありません。

BMW X1は電子制御系の不具合が報告されることがあり、修理費用も高額になりがちです。長く乗る予定なら、メンテナンス費用も考慮しましょう。

5年後の下取り価格はどちらが有利?

BMW X1は輸入車ブランドの価値があるため、5年後でも約50%前後の残価率が期待できます。CX-5は流通台数が多いため、約40%前後に落ち着く傾向があります。

売却時のリセールを重視する場合は、BMW X1に優位性がありますが、購入価格や維持費も含めた総合的な判断が必要です。

【まとめ】BMW X1とCX-5、あなたに最適な選択はどっち?

【まとめ】BMW X1とCX-5、あなたに最適な選択はどっち?

BMW X1とCX-5のどちらが最適かは、あなたのライフスタイルと重視するポイントによって大きく変わります。

  • 高級感と走行性能を重視する方:BMW X1がおすすめです。輸入車ならではの洗練されたデザインと、ドライビングの楽しさを両立しています。
  • コストパフォーマンスと維持費を抑えたい方:CX-5が最適です。装備が充実しており、長期的な維持費も安く経済的です。
  • ファミリーユースを重視する方:室内空間の広さや静粛性に優れたCX-5が安心です。
  • リセールバリューを意識したい方:BMW X1はリセールバリューが高く、売却時のメリットも大きいです。

最終的には、実際に試乗して走行感や乗り心地を確かめることが重要です。ぜひ、現車を体験してあなたにぴったりの一台を見つけてください。

後悔しないためにも、購入前に価格・維持費・性能を総合的に比較しましょう。

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