BMW M4 試乗レビュー|驚異のパワーと操縦性の魅力を徹底解説!
BMW M4の試乗レビューで分かること
BMW M4は、数あるスポーツカーの中でも圧倒的な加速力と精密な操縦性を誇る一台です。SNSやクチコミでも話題に上がることが多く、「本当に街乗りでも扱いやすいの?」「価格に見合った性能なの?」と疑問を持つ方も少なくありません。
結論から言えば、BMW M4は単なるハイパワー車ではなく、日常でも楽しめる万能なスポーツカーです。実際に試乗して分かる、ステアリングの応答性や乗り心地のバランスは、まさに「走る歓び」を体現しています。
「見た目だけで選んでいいのか不安」「他の高性能車と何が違うの?」そんな疑問を持つあなたこそ、この記事でその答えを手にしてください。
この記事で分かること
- BMW M4の基本スペックと進化したポイント
- 実際の試乗レビューから見えた加速性能と操縦性
- 運転中の快適性と日常使いでの実用性
- 他のスポーツカーとの違いと比較ポイント
- 試乗時にチェックすべきポイントとよくある質問
BMW M4とは?スペックと魅力を基本から解説
BMW M4の基本スペックとエンジン性能
BMW M4は3.0L直列6気筒ターボエンジンを搭載し、最大出力は最大510馬力にも達します(M4 Competition xDriveの場合)。0-100km/h加速はわずか3.5秒という驚異的な速さです。日常域でも扱いやすく、高速域では猛烈な加速力を発揮します。
歴代モデルとの違いと進化ポイント
先代F82型と比較すると、現行のG82型M4はプラットフォームが刷新され、剛性やトラクション性能が飛躍的に向上しています。また、xDrive(四輪駆動)の採用により、ウェット路面でも安定した挙動を実現。デザイン面では大型グリルが象徴的で、賛否を呼ぶ要素でもあります。
外観デザインとボディバリエーション
BMW M4は2ドアクーペの「M4 Coupé」と、4ドアの「M3 セダン」と兄弟関係にあります。専用設計のエアロパーツや大型ブレーキは、見た目にもパフォーマンスにも貢献。カラーバリエーションも豊富で、「ブルックリングレー」や「サンパウロイエロー」など個性的なカラーが人気です。
内装の質感と最新インフォテインメント
内装はアルカンターラやカーボン素材がふんだんに使われ、スポーティながらもラグジュアリーな空間が広がります。12.3インチのデジタルメーターと14.9インチのカーブドディスプレイが統合され、最新のiDrive 8を搭載。スマートフォン連携やナビ機能も直感的に操作できます。
価格帯とコストパフォーマンスの考察
BMW M4の日本国内価格はおおよそ1,350万円〜1,600万円。
高額ではありますが、他のスーパースポーツに比べて実用性が高く、走行性能と装備のバランスが取れています。
さらにリセールも高水準で、資産価値としての側面も見逃せません。実際にBMW M4を試乗して感じた加速性能とトルク
0-100km/h加速の実測データと体感
BMW M4 Competition xDriveは、0-100km/h加速をわずか3.5秒で達成します。アクセルを踏み込んだ瞬間の鋭いダッシュは、多くのユーザーが「ジェットコースターのよう」と表現するほど強烈です。加速中もボディの挙動は安定しており、安心して踏み込める点が魅力です。
アクセルレスポンスの鋭さ
ターボエンジンながら、アクセルレスポンスは非常にリニアです。ドライバーの操作に即座に反応し、タイムラグのない加速感を実現しています。街乗りでの信号待ちからの発進でも、スムーズかつ力強く加速します。
走行モード別の加速感の違い(Sport/Comfort)
BMW M4には「Comfort」「Sport」「Sport Plus」など複数の走行モードがあり、それぞれ加速特性が異なります。Sport Plusモードでは、シフトタイミングもより攻撃的になり、レスポンスが一段と鋭くなります。Comfortモードでは扱いやすさ重視のチューニングで、日常使いにも適しています。
同クラス他車との加速性能比較
メルセデスAMG C63(4.0L V8ツインターボ)は0-100km/h加速で約4.0秒、アウディRS5は約3.9秒です。BMW M4はこの中でもトップクラスの加速性能を誇ります。四輪駆動(xDrive)の恩恵により、発進時のトラクションロスが少ないことも好結果の要因です。
街乗り・高速道路それぞれでの印象
街乗りでは、トルクが太いため低回転でも力強く走れます。高回転まで回す必要がなく、静粛性とスムーズさも両立しています。高速道路では合流や追い越しでストレスを感じることはまずなく、安定した直進性と加速の余裕が印象的です。
ただし、強力なパワーを持つため、アクセル操作には注意が必要です。
BMW M4の操縦性とドライビングフィール
ハンドリングの精密さとカーブでの安定性
BMW M4はシャシー剛性が非常に高く、コーナリング中でも車体が一切ぶれない安定感があります。特に高速域のS字カーブでは、ライン取りがイメージ通りに決まり、スポーツカーとしての本領を発揮します。ユーザーからも「まるでレーシングカーのよう」と評価されています。
車重とバランスの取り方
BMW M4は約1,800kgとやや重めのボディながら、前後重量配分50:50の理想的なバランスを実現しています。車体が大きくても軽快に動く感覚が得られるのは、この優れた重量設計によるものです。市街地でも扱いやすく、長距離でも疲れにくい特性を持ちます。
足回りとサスペンションのチューニング
アダプティブMサスペンションを採用し、走行モードに応じて減衰力が変化します。スポーツ走行時にはロールを抑え、Comfortモードでは柔らかく上質な乗り味になります。こうした可変機能により、街乗りからワインディングまで幅広いシーンで性能を発揮します。
四輪駆動(xDrive)モデルの特徴
xDrive搭載モデルは、FRベースの可変式四輪駆動システムを採用しています。通常は後輪駆動で走行し、必要に応じて前輪にもトルクを配分する仕組みです。滑りやすい路面でも高いトラクション性能を発揮し、安全かつダイナミックな走りが可能になります。
ステアリングフィールの個性
ステアリングは電子制御ですが、
路面情報がしっかりと手に伝わる自然な操舵感が特徴です。
走行モードにより重さも調整され、Sport Plusではやや重めでダイレクトな操作感、Comfortでは軽く取り回しやすい仕様です。好みに応じたセッティングが可能で、走りの楽しさをより深く味わえます。ドライバー目線で見た運転の楽しさと疲れにくさ
シートのホールド性と快適性
BMW M4のMスポーツシートは、高いホールド性を確保しつつも長時間の運転でも快適です。身体全体を包み込むような設計がされており、スポーツ走行中でもブレを感じません。ユーザーからは「高速道路でも腰が痛くならない」との声も多く寄せられています。
長時間運転でも疲れにくい理由
運転時の疲労軽減には、サスペンションの柔軟な動きと遮音性の高さが関係しています。BMW M4は路面の段差をうまく吸収し、不要な振動を車内に伝えません。また、エンジン音の遮断も適切に行われ、耳への負担が少ないため、長距離移動でも快適に過ごせます。
エンジンサウンドの高揚感と遮音性
BMW M4のエキゾーストサウンドは、ドライバーを高揚させる要素の一つです。特にSport Plusモードでは、官能的で乾いたサウンドが車内にも心地よく響きます。一方で、Comfortモードでは静粛性が高まり、同乗者への配慮も行き届いています。
操作系のレイアウトと直感性
BMW M4のコクピットは、ドライバーを中心に設計されています。ステアリング、パドルシフト、センターコンソールが手の届く範囲に配置されており、視線移動が少なく済む構造です。操作ミスを防ぎ、安心して運転に集中できる設計となっています。
スポーツ走行における安心感
スポーツ走行時でもBMW M4は高い信頼性を発揮します。トラクションコントロールやブレーキの制御が緻密で、
限界走行に近い場面でも不安を感じにくいです。
サーキット走行でのユーザー体験として、「ブレーキングでの姿勢制御が自然で怖くない」とのレビューも多く見受けられます。BMW M4のデメリットと注意点
街中での取り回しやすさ
BMW M4は車幅が1,885mmとややワイドなため、狭い道路や立体駐車場では取り回しに注意が必要です。特に都市部の駐車スペースでは、バックカメラやセンサーがあっても慎重な操作が求められます。日常使いを重視する方はこの点を理解しておくことが大切です。
燃費性能と日常使いでの実用性
公式燃費は約9.7km/L(WLTCモード)ですが、実際の街乗りでは6〜7km/L台になることもあります。加速性能が高いぶん、燃料消費もそれに比例します。長距離移動時や高速走行では比較的安定しますが、燃費を重視する方には不向きといえます。
維持費(税金・保険・整備)について
Mモデルは高額な自動車税や重量税に加え、任意保険料も高くなる傾向があります。また、タイヤ1本あたりが5万円以上、ブレーキパッド交換も10万円超と、整備費用もプレミアムクラスです。所有コストを理解しておくことが重要です。
視界や死角に対する評価
クーペ特有のロングノーズとルーフラインにより、斜め後方の視界はやや狭めです。死角を補う安全装備は充実しているものの、バック時や車線変更時には注意が必要です。駐車時は360度カメラを活用することで安全性が高まります。
リセールバリューと資産性
M4は人気モデルではあるものの、
購入価格からの値落ちは約3年で30~40%程度が目安です。
限定モデルやマニュアル車はリセールが高めですが、標準仕様では平均的な水準に落ち着きます。売却時の価格を重視する方は、オプションの選び方にも注意が必要です。他のスポーツカーとの比較とBMW M4を選ぶ理由
メルセデスAMG C63との違い
BMW M4とよく比較されるのが、メルセデスAMG C63です。C63は4.0L V8ツインターボを搭載し、より豪快で迫力あるサウンドと直線加速が特徴です。一方で、BMW M4はより軽快で俊敏なコーナリング性能を持ち、サーキット走行での評価が高いです。好みに応じた選択が求められます。
アウディRS5との性能比較
アウディRS5は4WDシステム「クワトロ」を搭載しており、全天候型の安定感ある走行性能が持ち味です。BMW M4もxDriveモデルで同様の安定性を持ちますが、後輪駆動モデルの設定がある点でドライビングの自由度に優れています。また、M4の方が操作のダイレクト感が強く、ドライバーの腕が活きる車です。
国産スポーツカー(例:スープラ)との価格差
トヨタ・GRスープラ RZは同じ直6ターボを搭載しながらも、価格はBMW M4の約半分(約770万円)です。コストパフォーマンスではスープラが有利ですが、M4は内装の質感、先進装備、ブランド力に大きな差があります。高級スポーツカーとしての完成度の高さがM4の魅力です。
輸入車スポーツモデルの中でのポジション
BMW M4は、輸入車スポーツカーの中ではミドルクラスに位置し、ポルシェ718ケイマンSやジャガーFタイプP450などと比較されます。サーキットも公道も両立する万能型として、幅広いユーザーに支持されている点が特徴です。価格帯と性能のバランスが優れており、「万能な1台を探している人」に適しています。
BMW M4のブランド価値とオーナー満足度
BMWの「M」ブランドは、長年のモータースポーツの実績に裏付けられた信頼があります。M4オーナーの満足度も高く、
口コミでは「走るたびに惚れ直す」「運転が楽しくて無駄にドライブしたくなる」などの声が多数見られます。
他のスポーツカーにはないバランスの良さとブランドの威厳が、M4を選ぶ大きな理由となっています。BMW M4 試乗に関するよくある質問(FAQ)
BMW M4の試乗はどこでできますか?
BMW正規ディーラー各店で試乗が可能です。主要都市では BMW TokyoやHanshin BMWなど、多くの店舗でM4を取り扱っています。事前予約が必要な場合が多いため、公式サイトからの申し込みがスムーズです。
M4の試乗に必要な持ち物や条件は?
基本的に運転免許証(普通自動車運転免許)が必要です。年齢制限は20歳以上が多く、高性能車両のため経験年数が問われる場合もあります。また、一部店舗では身分証明書のコピー取得に同意が必要です。
MT(マニュアル)モデルも試乗可能?
MTモデルのM4(6速マニュアル)は一部のディーラーに限られます。全国的に見るとxDrive(ATモデル)の配備が多く、MTモデルは予約が必要かつ台数が限られているのが現状です。マニュアル希望の方は早めに問い合わせることをおすすめします。
試乗時間や距離の目安は?
一般的な試乗時間は15〜30分程度です。距離にすると5〜10km前後が多く、市街地や高速道路の一部区間を含める試乗プランも用意されています。ディーラーによってはロングドライブ試乗(60分以上)を実施している場合もあります。
試乗車の装備はどのグレードが多い?
多くの店舗では「M4 Competition xDrive」が試乗車として用意されています。最上位モデルでフルオプション仕様が多いため、実際の購入予定モデルと異なる可能性があります。乗り心地や性能の体感に役立ちますが、装備差には注意が必要です。
ディーラーでの試乗時の注意点は?
試乗中は常に営業スタッフが同乗し、安全運転が求められます。
過度な加速や危険運転は試乗打ち切りの原因にもなります。疑問点や試したいポイントがあれば事前に相談しておくと、限られた時間を有効に使えます。まとめ:BMW M4は走りを追求する人にこそ選ばれる1台
BMW M4は、高性能と日常性を兼ね備えたプレミアムスポーツカーです。加速性能や操縦性だけでなく、内外装の質感や快適性にも優れており、多くのユーザーが「運転する楽しさ」を実感しています。
実際の試乗レビューを通じて、以下のような点が明らかになりました。
- 0-100km/h加速3.5秒という圧倒的なパワー
- xDriveによる高い安定性と安心感
- 走行モード切替による多様な乗り味
- 最新インフォテインメントと高級感あふれる内装
- 他のライバル車と比較しても高いバランス性
一方で、車幅の広さや維持費など、日常使いで気になる点も存在します。
しかし、それらを補って余りある魅力がBMW M4には詰まっています。走りへのこだわりがある方にとって、唯一無二の選択肢と言えるでしょう。関連記事
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