BMW 1シリーズの欠点とは？後悔しないために知っておくべき5つのポイント

2025年5月23日金曜日

BMW 1シリーズの欠点を知っておこう

BMW 1シリーズは、高級コンパクトカーとして高い人気を誇る一台です。洗練されたデザインや走行性能が魅力ですが、見落とされがちな短所も存在します。購入後に「こんなはずじゃなかった」と感じる前に、その実態をしっかりと知ることが大切です。

SNS上では「内装が期待より安っぽい」「思ったより後部座席が狭い」といった声も見受けられます。実際にオーナーになってから後悔するケースも少なくありません。購入前に欠点を把握することで、自分に本当に合った車選びができます。

BMW 1シリーズの長所だけでなく、あえて欠点に目を向けることが後悔しない選択につながります。

この記事で分かること

BMW 1シリーズの代表的な5つの欠点とは？
ライバル車と比較した場合の違いと注意点
維持費・燃費・走行性能など実用面の課題
実際のオーナーから寄せられた不満の声
後悔しないための購入前チェックポイント

BMW 1シリーズの基本情報と魅力とは？

BMW 1シリーズとはどんな車？

BMW 1シリーズは、ドイツの自動車メーカーBMWが製造するコンパクトハッチバックモデルです。2004年に初代が登場し、現在は3代目となるF40型が販売されています。上位モデルと同様の高級感や走行性能をコンパクトなボディに凝縮した一台で、都市部でも扱いやすいサイズ感が人気です。

現行モデル（F40型）のスペックと特徴

2019年に登場したF40型は、初めて前輪駆動（FF）を採用した点が大きな特徴です。1.5L 3気筒ターボエンジン（118i）から、2.0L 4気筒ターボ（M135i）まで幅広いバリエーションが用意されており、燃費性能とパワーを両立。ACC（アダプティブクルーズコントロール）など先進の安全装備も搭載されています。

ハッチバックの使い勝手と人気の理由

1シリーズのハッチバック形状は、狭い道や縦列駐車が多い日本の都市環境にぴったりです。リアゲートの開口部が広く荷物の出し入れがしやすいため、日常の買い物や週末のレジャーにも対応。全長約4.3mと取り回しが良く、運転初心者や女性ドライバーからの支持も高いです。

他シリーズとの違い（3シリーズ・X1との比較）

BMW 1シリーズは、3シリーズと比べて車体が小さく、よりカジュアルで経済的なモデルです。一方で、SUVのX1と比べると地上高が低く、乗り心地はよりスポーティー。コスト面でも1シリーズはリーズナブルで、初めての輸入車として選ばれることが多いです。

購入層の傾向と口コミから見る魅力

購入層は20代後半〜40代前半のビジネスパーソンが中心です。口コミでは「運転が楽しい」「見た目が洗練されている」といった評価が多く見られます。

ただし、後部座席の狭さや内装の簡素さを指摘する声もあり、使い方によってはデメリットに感じる場合もあります。

それでも全体的には「価格以上の満足感が得られる車」として高評価を得ています。

BMW 1シリーズでよく言われる5つの欠点

内装の質感に高級感が足りない？

BMWは高級車ブランドとしてのイメージがありますが、1シリーズではコストカットの影響が見える内装も指摘されています。特にドアパネルやセンターコンソールなど、プラスチック素材が目立つ部分に対し、「価格の割にチープ」との口コミが一定数見られます。高級感を求めるユーザーにはやや物足りないかもしれません。

後部座席の狭さは実用性に影響する？

F40型になってから居住性は改善されましたが、それでも後部座席の足元や頭上スペースは限られています。身長170cm以上の成人が長時間乗るにはやや窮屈との声も。子どもを乗せるには十分ですが、4人以上での長距離移動には不向きな側面があります。

ラゲッジスペースが少ないという声は本当？

BMW 1シリーズのトランク容量は約380Lで、コンパクトカーとしては平均的です。しかし、リアシートを倒さない状態では大型スーツケースが2つ入るかどうかのサイズ感。

荷物が多い家族旅行やキャンプには不向きな可能性があります。

買い物や通勤などの日常用途では問題ありませんが、用途によっては不便さを感じるかもしれません。

ランニングコストが国産車より高い理由

BMWは輸入車のため、部品代や整備費用が国産車より高くなりがちです。1シリーズでもオイル交換1回あたり1.5万～2万円前後、車検時の整備費用は10万円を超えるケースも珍しくありません。さらに、定期メンテナンスを怠ると故障のリスクも高まり、長期的には高コストにつながる点に注意が必要です。

街乗りにおける乗り心地や静粛性の弱点

走行性能に定評のあるBMWですが、1シリーズにおいては「乗り心地が硬め」「ロードノイズが気になる」といった意見も目立ちます。特に17インチ以上のホイールを装着したモデルでは、路面の凹凸を拾いやすく、長時間運転すると疲れやすいという声もあります。静粛性に関しても、エンジン音や風切り音が気になる場面があるようです。

BMW 1シリーズの走行性能とその限界

前輪駆動（FF）の特性とデメリット

現行のBMW 1シリーズ（F40型）は、従来のFR（後輪駆動）から前輪駆動（FF）へと大きく変更されました。この変更により室内空間は広くなりましたが、ハンドリング性能に影響が出たとの声もあります。カーブでの自然な旋回性やアクセルレスポンスの違和感を感じるユーザーもおり、BMWらしい「駆け抜ける喜び」が薄れたと感じる人も一定数存在します。

走行時の安定感と他社車との比較

BMW 1シリーズは欧州車らしい重厚感のある走りが魅力です。実際に、高速道路では直進安定性が高く、100km/h以上の走行でもふらつきを感じにくいという評価があります。ただし、同クラスのメルセデスAクラスやアウディA3と比較すると、サスペンションの設定や足回りの硬さには差があり、乗り心地の面では好みが分かれるようです。

高速道路や峠道でのパフォーマンスは？

1.5Lターボエンジン搭載の「118i」でも一般道では十分な加速性能がありますが、上り坂や合流時などではパワー不足を感じる場面もあります。一方で、2.0Lエンジンを搭載した「M135i」は圧倒的なトルクと加速力があり、スポーツ走行にも耐えうる性能です。峠道では前輪駆動特有のアンダーステアが出やすいため、慎重な操作が求められます。

スポーツ性と快適性のバランスは取れているか？

BMW 1シリーズはスポーティーな走行感覚を持ちながらも、街乗りでの快適性にも一定の配慮が施されています。ただし、Mスポーツ仕様になると足回りが硬くなり、段差や舗装の悪い道路で突き上げ感を覚えることがあります。一般モデルとの乗り比べを通じて、自分に合ったバランスを選ぶことが重要です。

雨天・雪道での走行性と注意点

前輪駆動化により、雨天や雪道での安定感は向上しました。特に雪道では駆動輪が前にあることでスリップを防ぎやすく、スタッドレスタイヤとの組み合わせで安全性が高まります。ただし、

走行モードや横滑り防止装置に頼りすぎると過信になりやすいため、あくまで補助として捉えるべきです。

急発進や急ブレーキを避け、慎重な運転が求められます。

維持費・燃費・メンテナンス面での注意点

実燃費とカタログ燃費の差はどれくらい？

BMW 1シリーズのカタログ燃費は、118iで約13.6km/L（WLTCモード）です。しかし、実際の街乗りでは9〜11km/L程度という声が多く、使用環境によって大きな差が出ます。高速走行では13km/Lを超えることもありますが、短距離移動中心の方はカタログ値との乖離を意識する必要があります。

車検・点検費用はどれくらいかかる？

BMW正規ディーラーでの車検費用は、概ね10万〜15万円程度が目安です。法定費用に加えて、ブレーキパッドやオイル交換などの部品交換が加わることもあり、内容次第で20万円を超えるケースも。整備パックの加入や信頼できる認証工場の利用でコストを抑える工夫も重要です。

輸入車特有のパーツ代と整備の注意点

輸入車であるBMW 1シリーズは、国産車に比べて部品代が高めです。エンジンオイルやエアコンフィルター、バッテリー交換などでも1.5〜2倍の価格差が出ることがあります。また、並行輸入車の場合は部品の入手に時間がかかる可能性もあるため、整備のたびにスケジュールに余裕を持つことが大切です。

リセールバリュー（下取り価格）は高い？

BMW 1シリーズのリセールバリューは、3年落ちで新車価格の45〜55%前後とされています。国産車と比べるとやや低めですが、人気グレード（Mスポーツなど）や低走行・禁煙車であれば高値がつきやすい傾向にあります。定期メンテナンスを受けて記録を残しておくことが、下取り時に評価されやすくなります。

故障が多い？実際のオーナーの声から読み解く

1シリーズは他のBMW車に比べると故障報告は少なめですが、電子系トラブルやセンサー類の不具合は一定数見られます。特に5年以上経過した車両ではバッテリーやセンサーの交換が必要になるケースも多いため、中古購入時は整備履歴の確認が必須です。予防整備を意識しておくことでトラブルを未然に防ぐことができます。

後悔しないためのBMW 1シリーズ購入チェックポイント

自分のライフスタイルに合っているか確認

購入前には、日常的な使い方に1シリーズがマッチするかを明確にすることが大切です。例えば、頻繁に4人以上で乗る方や大きな荷物を運ぶ場面が多い場合には、1シリーズの室内空間やラゲッジ容量では不満が残る可能性があります。使用目的をしっかりと見極めることで、購入後の後悔を防げます。

長距離移動が多い人にとってのメリット・デメリット

高速道路をよく使う方にとっては、BMW 1シリーズの直進安定性や燃費性能の高さが魅力です。特にF40型では遮音性も向上しており、長時間の運転でも疲れにくい構造になっています。一方で、Mスポーツモデルなどは足回りが硬めなため、乗り心地の面では好みが分かれるかもしれません。

中古で買うならどの年式が狙い目？

BMW 1シリーズの中古車を狙うなら、2019年以降のF40型が人気です。安全装備や快適性が大きく向上しているため、初めて輸入車を購入する方にも安心。走行距離2〜3万kmで保証付きの個体が多く、価格帯も新車より100万円以上安くなっているケースが目立ちます。

ディーラーと並行輸入の違いに注意

正規ディーラーから購入する場合は、保証や整備履歴が充実している点がメリットです。一方、並行輸入車は価格が抑えられるものの、アフターサポートや部品の適合に不安が残るケースがあります。初めてBMWを購入する方は、ディーラー認定中古車などから検討するのが無難です。

試乗時に確認すべきチェックリスト

購入前には必ず試乗を行い、以下のポイントを意識してチェックしましょう。

シートの硬さとフィット感
後部座席の足元スペース
加速時のレスポンスとブレーキの効き
視界の広さと死角の有無
ナビやインフォテインメントの操作性

特にドライブポジションや内装の質感は、実車でしか確認できない重要な要素です。

BMW 1シリーズに関するよくある質問（FAQ）

BMW 1シリーズは女性にも向いている車？

はい、BMW 1シリーズは取り回しやすいコンパクトサイズで、視界も広く女性ユーザーにも人気があります。実際、全長約4.3m・最小回転半径5.2mと扱いやすく、都市部や狭い駐車場でもスムーズに運転できます。デザインもスタイリッシュで、女性ドライバーからの評価も高いです。

維持費が高いと聞くが、実際どのくらい？

BMW 1シリーズの年間維持費は、車検や点検、燃料費、保険料を含めて約25万〜35万円が相場です。国産コンパクトカーに比べるとやや高めですが、正規ディーラーのメンテナンスパックを活用すればコストを抑えられます。長期的に見ると整備履歴がしっかりした車両はトラブルも少なく、安定した維持が可能です。

BMW 1シリーズの寿命や耐久性は？

適切なメンテナンスを行えば、10年・10万km以上の走行も十分可能です。エンジンや足回りの品質は高く、消耗部品の交換を怠らなければ長く乗り続けられます。実際に中古市場でも走行距離8万kmを超えた車両が多く出回っており、耐久性の高さを物語っています。

中古車で買う際に注意すべき点は？

中古購入時には整備履歴の有無と、前オーナーの使用状況を確認することが重要です。特に輸入車は、定期的なオイル交換やブレーキパッド交換を怠ると故障のリスクが高まります。走行距離だけで判断せず、「どこで、どのように使われていたか」をチェックしましょう。

国産コンパクトカーと比べて何が違う？

最大の違いは走行性能と乗り心地にあります。BMW 1シリーズはステアリングの反応がダイレクトで、走る楽しさを実感できます。また、静粛性や高速域での安定感も高く、長距離運転では疲労の少なさに差が出ます。一方で、維持費や燃費では国産車の方が有利です。

BMW 1シリーズを買って後悔した人の理由とは？

一部のユーザーからは「

内装の質感が期待ほどではなかった」「後部座席が狭かった」

といった声があります。また、輸入車特有の部品代の高さや、故障時の修理費用に驚いたというケースも。購入前に試乗や複数モデルの比較を行い、自分のニーズとマッチしているかを見極めることが重要です。

まとめ：BMW 1シリーズの欠点を理解して、後悔のない選択を

BMW 1シリーズは、スタイリッシュなデザインとコンパクトながらもパワフルな走行性能で多くの支持を集めています。しかし、その一方で後部座席の狭さや内装の質感、維持費の高さといった欠点が存在するのも事実です。

購入を検討する際は、自身のライフスタイルや使用目的に合っているかを慎重に見極めることが重要です。また、事前に実車を確認し、実際の乗り心地や使い勝手を体感することで、後悔のリスクを減らせます。

今回紹介した5つのポイントを参考にすれば、BMW 1シリーズの本質を理解した上で、納得のいく選択ができるはずです。

魅力だけでなく欠点にも目を向ける姿勢が、後悔しないカーライフへの第一歩となります。

最後に、情報を整理すると以下の通りです。

BMW 1シリーズは魅力と欠点が共存するコンパクトモデル
内装・後部座席・ラゲッジスペースには妥協点がある
維持費やパーツ代は国産車より高め
FF化による走行性能の変化を理解して選ぶことが重要
実車確認と自分の用途に合わせた選択が後悔を防ぐカギ