【高級SUV対決】BMW XM vs Range Rover|価格・性能・デザインを徹底比較!
BMW XM vs Range Rover、どっちを選ぶべき?高級SUVに迷うあなたへ
高級SUVの購入を検討している方にとって、BMW XMとRange Roverは最上級の選択肢です。どちらも卓越した性能と豪華な装備を備えていますが、それぞれに異なる魅力があります。
「価格差は?」「燃費は?」「家族向きなのはどっち?」といった疑問を抱えていませんか?この記事では両者の違いをわかりやすく整理し、どのような人にどちらが向いているのかを徹底解説します。
筆者も実際に購入を迷った経験があり、何度もショールームを訪れて試乗を繰り返しました。その経験をもとに、実用目線とリアルな感想を交えてお届けします。
この記事で分かること
- BMW XMとRange Roverの基本スペックと価格の違い
- 内装・快適性・安全装備などの詳細な比較
- 維持費やリセールバリューに関する実用的な情報
- ドライバーの声をもとにした走行性能の違い
- どちらがどんなライフスタイルに合うのかが分かる
BMW XMとRange Roverの基本スペックを比較
ボディサイズと外観の違い
BMW XMは全長5110mm、全幅2005mm、全高1755mmと存在感あるフォルムです。一方、Range Roverは全長5052mm、全幅2003mm、全高1870mmとやや高めの設計です。XMはスポーティでダイナミックな印象、Range Roverは重厚感とエレガンスが際立ちます。
都心の立体駐車場を利用する方は、高さ制限にも注目する必要があります。
エンジン性能と駆動方式の違い
BMW XMはV8プラグインハイブリッド(PHEV)を搭載し、最高出力653ps、最大トルク800Nmを誇ります。Range Roverは3.0L直6ガソリン、V8ガソリン、ディーゼルなど多彩なパワートレインを選べます。
パワー重視ならXM、選択肢の幅広さを求めるならRange Roverが優位です。
価格帯の比較(日本市場での販売価格)
BMW XMは日本市場で2,230万円前後から、Range Roverはグレードによって1,500万〜2,600万円程度と幅があります。XMは単一グレードでプレミアム志向、Range Roverは多彩なラインアップで幅広い層をカバーしています。
購入時の選択肢が多いのはRange Roverですが、明確に高性能を求める層にはXMが刺さります。
燃費性能と環境性能の比較
BMW XMはPHEVの特性により、電動走行距離は約82km(WLTCモード)とされています。ガソリン使用時は燃費約9.0km/L。一方、Range Roverはガソリンモデルで約7.5〜9.5km/L、PHEVモデルではEV航続距離が100kmを超える仕様もあります。
通勤など短距離用途ではPHEVの電動航続距離が重要です。
乗車定員とラゲッジスペースの違い
BMW XMは5人乗り専用。ラゲッジ容量は527Lで、後席を倒せば1820Lに拡張可能です。Range Roverは5人または7人乗り仕様があり、ファミリーユースにも対応可能。ラゲッジ容量も最大2050Lと広大です。
荷物や同乗人数が多い場面では、Range Roverの柔軟性が光ります。
内装と快適性の違いを徹底検証
シート素材とデザイン性
BMW XMはフルメリノレザーシートを標準装備し、ステッチや質感も非常に高水準です。対するRange Roverは、セミアニリンレザーやサステナブル素材「Ultrafabrics™」などが選択可能で、高級感と環境配慮の両立を実現しています。
どちらも高級感に優れますが、よりスポーティな印象を好むならXM、クラシックかつ洗練された空間を求めるならRange Roverが向いています。
インフォテインメントシステムの比較
BMW XMは「BMWカーブドディスプレイ」を搭載し、14.9インチのセンタースクリーンが特徴です。音声操作やスマホ連携機能も充実しています。Range Roverは「Pivi Pro」と呼ばれるシステムを採用し、13.1インチの大型タッチスクリーンを搭載。
操作感や応答性には若干の違いがあるため、実車確認が推奨されます。
静粛性と振動対策のレベル
BMW XMは二重ガラスや吸音材を活用し、走行中のノイズを効果的に遮断します。Range Roverはアクティブノイズキャンセレーション機能を備え、静かな図書館並みの車内環境が評価されています。
静粛性の評価では両者とも高得点ですが、長時間の移動が多い方には、静寂性に特化したRange Roverがやや優勢です。
高級装備の有無(マッサージ機能、ヒーターなど)
BMW XMは前席・後席ともにシートヒーターとベンチレーション機能を搭載し、マッサージ機能はオプション扱いです。Range Roverでは、エグゼクティブクラスリアシートにマッサージやホットストーン機能を装備できるグレードもあります。
贅沢な後部座席の快適性を重視するなら、Range Roverの上位モデルが最適です。
後部座席の居住性と快適性
BMW XMの後部座席は、足元にゆとりがありながらもスポーティな傾斜設計で、乗車中の安定感を重視しています。Range Roverはロングホイールベースモデルでは、リクライニング機能や足置き付きで、まさに移動するラウンジのようです。
ファミリーユースやショーファードリブンを想定するなら、Range Roverの快適性は大きな魅力となります。
走行性能・ドライビング体験の違い
加速性能と最高出力の比較
BMW XMはV8エンジンに電動モーターを組み合わせたPHEVで、最高出力653ps、0-100km/h加速はわずか4.3秒です。これはスポーツカーに匹敵するレベルです。Range Rover P530モデルもV8エンジンを搭載し、出力は530ps、0-100km/hは約4.6秒と、こちらも高い加速性能を誇ります。
一方で、日常走行での扱いやすさはRange Roverに分があります。
ハンドリングと乗り心地の違い
BMW XMはスポーツサスペンションとアクティブロールスタビライザーを採用し、コーナリング時でも高い安定性と俊敏性を発揮します。Range Roverはエアサスペンションにより、柔らかく滑らかな乗り心地が魅力です。
運転を楽しむならXM、快適性重視ならRange Roverが適しています。
オフロード性能の差
BMW XMはオンロード性能に特化したモデルのため、
本格的なオフロード走行には不向きです。
一方、Range RoverはTerrain Response 2や全地形対応プログラムを備え、河川や雪道など多様な地形に対応可能です。悪路走行が多い地域に住む方や、アウトドア志向の方にはRange Roverが圧倒的に優位です。
高速道路での安定性
BMW XMは重心が低く、強力なブレーキシステムと四輪駆動によって高速域でもブレのない直進安定性を実現しています。Range Roverはやや重厚な乗り味ですが、最新の運転支援機能と強化シャーシにより長距離移動でも疲れにくい構造です。
どちらも長距離ドライブに強いですが、走行中の軽快さはXMに軍配が上がります。
騒音・振動・乗り心地の総合評価
BMW XMはPHEVの特性から静粛性に優れ、特にEV走行中は無音に近いドライビング体験が得られます。Range Roverは二重ガラスやアクティブノイズキャンセリング技術により、エンジン作動時でも極めて静かな車内環境が保たれます。
両車ともに高水準の快適性を誇りますが、静けさを重視するならXM、走行環境に応じて自動で調整される快適性を求めるならRange Roverが適しています。
安全性能と運転支援機能の比較
衝突被害軽減ブレーキの性能
BMW XMは「フロントコリジョンワーニング」機能を備え、自転車や歩行者を検知して自動ブレーキが作動します。都市部や夜間走行でも高い安全性を発揮します。一方、Range Roverも「エマージェンシーブレーキ」を搭載し、前方車両との距離をリアルタイムで監視します。
両車ともに精度の高い衝突回避性能を持っていますが、反応の速さではBMW XMが若干優位と評価されています。
自動運転レベルと支援技術
BMW XMは「ドライビングアシストプロフェッショナル」を装備し、高速道路でのハンズオフ運転が可能です。Level2+相当の支援機能が充実しており、ステアリング・加減速を自動で制御します。Range Roverも「アダプティブクルーズコントロール」や「レーンキープアシスト」を備え、長距離ドライブをサポートします。
渋滞アシストなど日常的な支援機能においては、BMW XMがやや多機能です。
死角モニターと周囲認識の性能
BMW XMは360度カメラに加え、クロストラフィックアラートやサイドコリジョンプロテクションを搭載。Range Roverも「3Dサラウンドカメラシステム」を採用しており、縦列駐車や車庫入れでも安心の視認性を提供します。
運転に不慣れな方や大型車に不安がある方にとって、どちらも頼れる装備です。
駐車支援システムの比較
BMW XMは「パーキングアシストプラス」により、自動での縦列・並列駐車が可能です。さらに、直近50mを記録して自動でバックできる「リバースアシスト」も搭載。Range Roverも「パークアシスト」機能で、ステアリング操作を完全自動化しています。
駐車スペースが狭い都市部では、こうした支援機能が安全性を大きく左右します。
IIHS・Euro NCAPなどの安全評価スコア
Range RoverはEuro NCAPで最高評価の5つ星を獲得。特に成人乗員保護では85%以上のスコアを記録しました。BMW XMは正式な評価結果は未発表ですが、同プラットフォームを使うX5やX7は高水準の安全評価を受けており、同等の安全性が期待されます。
購入時は実車の衝突試験結果も必ず確認しましょう。
維持費・リセールバリューの違い
保険料と税金の違い
BMW XMは新車価格が2,230万円超と高額なため、自動車保険料も相応に高くなる傾向があります。年間の任意保険料は30〜40万円前後になるケースもあります。Range Roverもグレードにより1,500万〜2,600万円と幅があり、保険料はおおよそ25〜38万円とされています。
いずれも高額車両に該当するため、対人・対物の補償設定に注意が必要です。
整備・車検・部品コストの比較
BMW XMはMモデル専用部品が多く、定期点検や車検では一回あたり20万円〜30万円かかることもあります。Range Roverもエアサスや電子制御部品が多いため、修理費用が高額になる傾向にあります。
部品調達や技術者の対応力においては、全国展開しているBMWの正規ディーラーがやや有利です。
ガソリン代・電気代などのランニングコスト
BMW XMはPHEVのため、EV走行を活用すれば短距離移動ではガソリン不要です。電費は約5.2km/kWh、燃費は9.0km/L前後。Range Rover(ガソリンモデル)は平均7.5km/Lと燃費はやや劣りますが、PHEVモデルでは100km超のEV走行も可能です。
毎日通勤などで使うならPHEVの恩恵が大きく、使用スタイルに応じた燃料コスト削減が可能です。
中古車市場でのリセールバリュー
BMW XMは新型モデルで中古市場の流通量が少ないものの、Mブランドの希少性がリセール価格を底上げしています。Range RoverはディーゼルやPHEVなど多様な仕様があり、人気グレードは高値で取引されています。
購入から3年後の残価率は、XMが約55〜60%、Range Roverが約50〜58%と報告されています。
購入後のアフターサービス体制
BMWは全国に120以上の正規ディーラーがあり、XM専用の技術研修を受けた整備士が対応します。初回車検までのメンテナンスが無償で提供されるプログラムもあります。Range Roverもランドローバー認定のサービスネットワークがあり、高級SUVに特化した整備体制が整っています。
定期点検や故障対応のスピード、拠点数を考慮すると、都市部ではBMWがやや優勢です。
デザインとブランドイメージの比較
エクステリアのデザイン評価
BMW XMはMシリーズらしいアグレッシブな外観が特徴で、大型キドニーグリルと鋭いLEDライトが印象的です。一方、Range Roverは無駄を省いたシンプルな美しさが魅力で、現行モデルではドアハンドルまでフラットに処理されています。
街中での注目度を求めるならXM、控えめな高級感を重視するならRange Roverが適しています。
インテリアの高級感と美しさ
BMW XMのインテリアはモダンで未来的な印象を与え、アンビエントライトやアルカンターラ素材などで上質感が演出されています。Range Roverは伝統的な英国のクラフトマンシップが感じられ、木目やレザーの組み合わせがエレガントです。
内装のテイストは対照的で、どちらも高い完成度を誇ります。
BMWとRange Roverのブランド戦略
BMWは「駆けぬける歓び」を掲げ、ドライビングプレジャーを中心とした製品展開を行っています。XMもその延長線上に位置するフラッグシップSUVです。対するRange Roverは「ラグジュアリーSUVの代名詞」として、王室やセレブの愛用ブランドとしての地位を確立しています。
スポーティかつ先進的なBMW、伝統と風格のRange Roverという構図が明確です。
ユーザー層とライフスタイルの違い
BMW XMの購入層は、40〜50代のビジネスパーソンやアクティブ志向の富裕層が中心です。対してRange Roverは、ファミリー層や役職者、セレブリティなど落ち着いた層に人気があります。用途や求める世界観が異なる点が特徴です。
都会的なライフスタイルに合わせるならXM、郊外や郊外リゾートで映えるのはRange Roverです。
世間の印象・SNSでの評判
BMW XMはその斬新なデザインから賛否が分かれる声もありますが、「攻めたデザインがかっこいい」「近未来感がある」と好意的な意見も多いです。Range Roverは「圧倒的なオーラ」「控えめなのに存在感がすごい」といった声が多数。
見た目の印象が購入動機に直結するモデルであるため、試乗と実車確認が重要です。
よくある質問(FAQ)
BMW XMとRange Rover、どちらが燃費が良いですか?
燃費性能ではRange RoverのPHEVモデルが有利です。EV走行距離は100kmを超え、短距離通勤や市街地ではガソリン不要のケースもあります。BMW XMもPHEVでありながら、燃費は約9.0km/LとハイパフォーマンスSUVの中では優秀です。
日常利用で燃料コストを抑えたい方にはRange Rover PHEVが適しています。
高速道路で静かなのはどちらですか?
どちらも高い静粛性を誇りますが、Range Roverのアクティブノイズキャンセリング機能が評価されています。高速道路での風切り音やロードノイズを抑える設計が施されており、「走行中でも会話がしやすい」という声が多く見られます。
BMW XMもEV走行時の静かさは抜群ですが、高速域ではエンジン音がやや強調される場面もあります。
街乗りに向いているのはどちらのSUVですか?
街乗り性能ではBMW XMのコンパクトな回転半径と俊敏なハンドリングが有利です。ボディサイズの割に取り回しやすく、狭い道でも扱いやすいとの評価があります。Range Roverは全体的に大きめで、駐車場や小道では注意が必要です。
都市部での使用が多い方はXMを検討するとよいでしょう。
リセールバリューが高いのはどちらですか?
BMW XMは新型モデルであり、中古市場での流通が少ないため希少性が高く、残価率は55〜60%程度と予想されています。Range Roverは安定した需要があり、特に人気グレードでは高値で売却される傾向があります。
長期所有よりも3〜5年での買い替えを想定する方は、どちらも検討に値します。
BMW XMはオフロードにも対応していますか?
BMW XMはオンロード性能に特化した設計です。xDriveによる4WD機能は備えていますが、
悪路や本格的なオフロードには不向きです。
対してRange Roverは多地形対応システムを搭載し、雪道・泥道・砂利道などさまざまな環境で高い走破性を発揮します。アウトドアやレジャー重視の方にはRange Roverがおすすめです。
ファミリーカーとしておすすめなのはどちらですか?
家族向けとしては3列シートモデルを選べるRange Roverが優位です。チャイルドシートの設置スペースや荷物の積載量も確保しやすく、リアシートの快適性も高評価です。BMW XMは5人乗り限定で、スポーティな後席設計のため、長距離移動ではやや窮屈に感じる場合もあります。
家族構成や利用シーンに応じて、適切なモデルを選ぶことが重要です。
まとめ:BMW XMとRange Roverの違いと選び方
ここまでBMW XMとRange Roverの各項目を比較してきました。両者ともに高級SUVのトップランナーとして、それぞれ異なる個性と魅力を持っています。
選び方のポイントを以下に整理します。
- パフォーマンス重視で走りを楽しみたい → BMW XM
- オフロード走行やファミリーユースを重視 → Range Rover
- 街中での取り回しや先進機能を重視 → BMW XM
- 静粛性や後席の快適性にこだわる → Range Rover
最終的な決断は「自分のライフスタイルにどちらが合うか」がカギになります。
試乗体験や実車チェックを通じて、自分にとって最適な一台を選んでください。
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