BMW X5を試乗して驚いた!走りも快適性も想像以上だった

BMW X5を試乗して驚いた!走りも快適性も想像以上だった

輸入SUVの中でも注目を集めている「BMW X5」。その理由は、圧倒的な走行性能と快適性の両立にあります。カタログスペックだけでは伝わらない実力を、実際の試乗で体感してきました。

「見た目はかっこいいけど、本当に乗り心地はいいの?」「サイズが大きすぎて扱いづらいのでは?」そんな疑問を持つ方は少なくありません。しかし、一度でもハンドルを握れば、その不安はすぐに払拭されるでしょう。

高級車のラグジュアリーな雰囲気と、スポーツカーのような鋭い加速感。どちらも妥協しないBMW X5は、日常使いからロングドライブまで幅広く対応できる万能SUVです。

初めて輸入SUVを検討している方でも安心して選べる一台です。

この記事で分かること

  • BMW X5の特徴と基本スペック
  • 実際の試乗レビューから見える走行性能と快適性
  • 競合車種(Q7やGLE)との違いや比較ポイント
  • 購入を検討する際に押さえておきたいチェック項目
  • よくある質問とその回答

BMW X5とは?基本スペックと魅力を紹介

BMW X5とは?基本スペックと魅力を紹介

BMW X5の概要とグレード構成

BMW X5は、BMWのラグジュアリーSUVラインアップの中核を担うモデルです。初代は1999年に登場し、現行モデルは第4世代となります。国内では「xDrive40i」や「xDrive35d」など複数のグレードが展開されており、ガソリン・ディーゼル両方に対応しています。

特に人気の「xDrive40d M Sport」は、パワーと燃費のバランスに優れた3.0L直列6気筒ディーゼルエンジンを搭載しています。

エクステリアデザインの特徴と進化ポイント

現行のBMW X5は、キドニーグリルが大型化され、堂々とした存在感を放ちます。全長4935mm、全幅2005mmとサイズ感は大型ですが、ラインの引き方やサイドの抑揚により、重さを感じさせません。

LEDヘッドライトやMスポーツ専用のエアロパーツも装備され、見た目のスポーティさと高級感を兼ね備えています

インテリアの高級感と快適性の工夫

室内はレザーシートをはじめとした高級素材がふんだんに使用されており、まるで高級ホテルのラウンジにいるような質感です。運転席・助手席ともに電動シートとシートヒーターを標準装備しており、長時間運転でも快適さを維持します。

2列目も足元空間が広く、同乗者からの評価も高いです。

搭載されている最新技術とは?

BMW X5には、BMW iDrive8を採用した12.3インチのコントロールディスプレイとデジタルメーターが装備されています。音声操作やタッチ、ジェスチャーで直感的に操作できる点が評価されています。

さらに、ARナビゲーションやApple CarPlay/Android Autoにも対応し、スマートフォンとの連携もスムーズです。

他モデルとの違いとX5が選ばれる理由

X5はBMWのXシリーズの中でも中核に位置し、X3より大きく、X7よりは扱いやすいという絶妙なポジションです。ラグジュアリーとユーティリティのバランスが優れているため、多くのユーザーから選ばれています。

「BMWらしい走り」「室内空間の快適さ」「先進機能の充実」という三拍子がそろい、家族でも使える高性能SUVとして高い評価を得ています。

BMW X5の走行性能を試乗で検証

BMW X5の走行性能を試乗で検証

加速性能とエンジンレスポンス

BMW X5の加速力はまさに「スポーツカー級」です。特に「xDrive40d」は0-100km/h加速がわずか5.5秒と俊敏。アクセルを軽く踏むだけで、分厚いトルクが瞬時に立ち上がる感覚を味わえます。

高速合流や追い越しもストレスなく行え、市街地でも滑らかでリニアな加速フィールが高評価です。

コーナリング性能と安定感

全幅2mを超えるボディサイズにもかかわらず、BMW X5は驚くほどスムーズにコーナーを駆け抜けます。アダプティブサスペンションと可変ステアリングが絶妙に効くため、ボディの傾きや不自然な挙動はほとんどありません。

試乗時も、山道やカーブの多い道路でふらつきを感じることは一切なく、「車体の一体感」が強く印象に残りました。

直進安定性と長距離運転の快適さ

高速巡航時の直進安定性も抜群です。100km/hを超えるスピードでも、ハンドル修正がほぼ不要なほど安定しています。その理由は、xDrive(四輪駆動)と車両姿勢制御の高度な制御にあります。

長時間の運転でも疲れを感じにくく、高速道路メインで移動するユーザーにとって大きなメリットです。

四輪駆動xDriveの実力とは?

xDriveはBMW独自のインテリジェント四輪駆動システムです。路面状況に応じて前後輪へ最適なトルクを瞬時に配分し、滑りやすい路面や急な坂道でもしっかりとグリップを確保します。

試乗中に濡れたアスファルトで急加速しても、スリップを感じることはなく、あらゆる天候でも安定した走りを体感できました。

他車種(アウディQ7・メルセデスGLEなど)との比較

アウディQ7は静粛性と乗り心地に定評があり、メルセデスGLEは豪華な内装と電子制御の先進性が強みです。一方、BMW X5は「走りの質」に特化しており、運転する楽しさでは一歩抜きん出ています

実際に3車種を試乗したユーザーからは、「X5が最もダイレクトにドライバーの意思を反映する」との声が多く聞かれました。

快適性と静粛性をチェック:運転席&後部座席のレビュー

快適性と静粛性をチェック:運転席&後部座席のレビュー

乗り心地の柔らかさとダンピング性能

BMW X5は、高級SUVらしいしなやかな乗り味が魅力です。エアサスペンションが標準装備されており、荒れた路面でも突き上げを感じにくく、上下の揺れが自然に抑えられます。

特に60〜80km/hの中速域での乗り心地は秀逸で、乗員全員が快適に過ごせる設計がなされています。

静粛性と風切り音・ロードノイズの抑制

試乗中に感じたのは、驚くほどの静粛性です。遮音ガラスとボディ構造の工夫により、風切り音やタイヤのノイズが極限まで抑えられています。

実際に高速道路(時速100km)でも車内の会話がスムーズに行え、「まるで高級セダンのよう」との感想が多く寄せられています。

運転席の視認性と操作性の良さ

BMW X5の運転席は視点が高く、死角も少ない設計です。ダッシュボードの配置も水平基調で、視界を遮る要素が最小限に抑えられています。

運転席シートにはメモリー機能・ランバーサポートが標準装備されており、長時間運転でも疲れにくいです。

後部座席・ラゲッジスペースの広さと使い勝手

後席は2列目シートの前後スライドやリクライニング機能が備わっており、大人がゆったりと座れる十分な空間が確保されています。3人がけでも窮屈さはありません。

ラゲッジ容量は通常時で650L、シートを倒すと最大1870Lと、荷物が多い旅行やアウトドアにも最適です。

ファミリーカーとしての実力

BMW X5は家族で使う車としても優れています。チャイルドシートの取り付けがしやすく、後席の静粛性とエアコン性能が特に好評です。後部座席専用のエアコン操作パネルやUSBポートも装備されています。

ユーザーの中には「3人の子どもを乗せても狭さを感じない」「長距離移動でも子どもが寝てくれる」といった声も多数あります。

BMW X5の安全性能と先進機能

BMW X5の安全性能と先進機能

運転支援システムの充実度

BMW X5には、最新の運転支援機能がフル装備されています。アクティブクルーズコントロール、ステアリング&レーンコントロールアシスト、前車接近警告などが標準で搭載されており、高速走行時の安心感が格段に高まります。

渋滞時もハンズオフ機能によって、一定条件下で自動的にステアリングを操作する補助も行われます。

衝突被害軽減ブレーキなどの安全装備

X5は、自動ブレーキや歩行者検知機能を含む「ドライビングアシスト・プロフェッショナル」を搭載。市街地での不意の飛び出しや追突リスクを未然に防ぎます。

リアにもクロストラフィックアラートが備わっており、駐車場などでの接触事故リスクも大きく低減されます。

レーンキーピングアシストと自動駐車支援

レーンキーピングアシストは、高速走行中に車線逸脱を自動で修正してくれる機能です。振動による警告とステアリング補正が連動して、安全運転をサポートします。

また、パーキングアシストプラスでは自動で駐車を完了させる機能があり、縦列・並列駐車のどちらもスムーズに対応できます。

ナビゲーションと連携した運転サポート

BMW X5では、ナビゲーションと車両のセンサーが連携し、事前にカーブや交差点情報を取得。自動で減速や加速をコントロールし、よりスムーズで安全な走行を実現します。

とくに長距離運転ではこの連携機能が活き、ドライバーの負担を軽減してくれます。

万が一の事故時の安全性・衝突テスト評価

BMW X5は、ユーロNCAP(欧州の衝突安全評価)で最高評価である5つ星を獲得しています。前面衝突・側面衝突・歩行者保護のすべてにおいて高水準の保護性能が確認されています。

乗員保護だけでなく、外部への安全配慮も徹底されている点が評価されています。

BMW X5の燃費・維持費・コストパフォーマンス

BMW X5の燃費・維持費・コストパフォーマンス

実際の試乗時燃費レビュー(市街地/高速)

BMW X5の燃費は、グレードによって差があります。ディーゼル仕様の「xDrive40d」は、市街地で約10km/L、高速道路では約14km/Lを記録。ガソリン仕様の「xDrive40i」は市街地で約8km/L、高速で約11km/L前後です。

2トンを超える車体重量を考えると優秀な数値であり、低燃費SUVとは言えないまでも十分実用的です。

メンテナンスコストと保証プログラム

X5は輸入車の中でも維持コストを抑えやすいモデルです。BMW正規ディーラーで提供される「BMWサービス・インクルーシブ」では、初回3年間の法定点検・オイル交換・ブレーキ点検が無償となります。

通常のオイル交換費用は約3万〜4万円ですが、保証内なら追加費用不要です。

BMWのリセールバリューは?

X5のリセールバリューは比較的高く、3年後の残価率は約60%前後を維持しています。特に人気のMスポーツパッケージは需要が高く、中古市場でも価値が下がりにくい傾向があります。

購入時に下取り額も考慮することで、トータルコストを抑えることが可能です。

税金や保険料を含めた維持費の目安

自動車税は排気量3.0Lのため年間約51,000円、重量税は2年ごとに約49,200円かかります。また、自動車保険料は年齢や等級によりますが、年間10万〜15万円前後が相場です。

総合的な年間維持費は40万円〜50万円程度を見込んでおくと安心です。

他の輸入SUVと比べたコスパ評価

アウディQ7やメルセデス・ベンツGLEと比べて、BMW X5は装備の充実度と燃費性能のバランスに優れています。オプションを多く付けなくても装備が揃っており、初期費用と維持費のトータルコストが最も抑えやすいモデルと言えます。

走行性能も含めた総合的なコストパフォーマンスでは、非常に高評価を得ています。

購入を検討する際のチェックポイントとおすすめユーザー層

購入を検討する際のチェックポイントとおすすめユーザー層

どんな人にBMW X5は向いているか?

BMW X5は、運転する楽しさと快適性を重視する人に最適なSUVです。特に以下のようなニーズを持つ方に向いています。

  • 高級感と走行性能を両立したSUVが欲しい
  • 家族での長距離ドライブが多い
  • 輸入車でも維持しやすいモデルを探している

ビジネスユースにも相性が良く、ステータス性も高く評価されています。

購入前に確認すべき注意点

購入前には、車幅と全長に注意が必要です。X5の全幅は2005mmと大柄で、日本の立体駐車場や狭い道では取り回しに注意が必要です。

また、オプションの追加によって価格が大きく変動するため、事前に見積もりをしっかり確認しましょう。

新車と中古車、どちらを選ぶべき?

新車は最新装備や保証が魅力ですが、初期コストが高い傾向があります。一方で、3年落ちの認定中古車なら500万円台から購入可能で、コストパフォーマンスに優れています。

走行距離や保証内容を確認し、目的に合った選択をするのがポイントです。

BMWディーラーでの試乗予約方法

BMW公式サイトや各地域の正規ディーラーにて、オンラインまたは電話で試乗予約が可能です。土日は混み合うため、平日の予約がおすすめです。

当日は運転免許証の提示が必要となり、試乗時間は約30〜60分が一般的です。

X5以外の選択肢も検討すべき?

ライバル車としてはアウディQ7、メルセデス・ベンツGLE、ボルボXC90などがあります。それぞれ特徴が異なるため、実際に試乗して比較検討することが大切です。

走行性能や乗り心地、内装の質感を重視するならX5が有力な候補となります。

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

BMW X5の車幅は駐車場に困る?

BMW X5の全幅は2005mmあり、一般的な国産車よりも広めです。立体駐車場や都市部の機械式駐車場では制限を超える場合があるため、事前に利用予定の駐車場サイズを確認しておくことをおすすめします。

月極駐車場を契約する際も、駐車スペースの幅が2500mm以上あるかを目安に選ぶと安心です。

ガソリン車とディーゼル車、どちらが人気?

BMW X5ではディーゼル車(xDrive40d)の人気が高いです。理由は燃費性能と低回転での力強いトルクにあります。実燃費で10〜14km/Lを記録するディーゼルに対し、ガソリンモデルはやや劣る傾向です。

一方で、エンジン音や走行フィーリングを重視するユーザーにはガソリン車も根強い支持があります。

BMW X5は雪道でも安心して運転できる?

X5はインテリジェント四輪駆動システム「xDrive」を標準装備しており、雪道や凍結路面でも高い走行安定性を誇ります。雪国在住のオーナーからも、「冬でも安心して乗れる」との声が多く寄せられています。

スタッドレスタイヤを装着すれば、スキー場へのアクセスも問題ありません。

X5とX3の違いはどこにある?

X5とX3の主な違いはサイズ・価格・装備内容です。X5は全長4935mmに対し、X3は4720mmとややコンパクト。X5は上位モデルとして静粛性や走行性能が一段上に設計されています。

家族でのロングドライブが多い方はX5、街乗り中心の方にはX3が適しています。

BMW X5の納期はどれくらい?

BMW X5の納期は時期によって変動しますが、新車注文から約3〜6か月程度が一般的です。オプションの選択や在庫状況によっては、即納可能な車両もあります。

納期を短縮したい場合は、事前に在庫車やディーラーの展示車の確認がおすすめです。

購入後のサポートやメンテナンス体制は?

BMWは全国に正規ディーラーを展開しており、購入後の点検や修理体制も充実しています。BMWサービス・インクルーシブにより、3年間の基本メンテナンスが無償で受けられる点も安心材料です。

また、専用アプリを使えば点検予約やサポート依頼も簡単に行えます。

まとめ:BMW X5は走りと快適性を両立した理想のSUV

まとめ:BMW X5は走りと快適性を両立した理想のSUV

BMW X5は、高級感・走行性能・快適性・安全性を兼ね備えたプレミアムSUVです。ディーゼルモデルの実燃費や静粛性、広々とした室内空間など、ユーザーから高い評価を受けています。

特に注目すべきポイントは以下の通りです。

  • 0-100km/h加速5.5秒の走行性能でありながら、乗り心地は柔らかく長距離移動も快適
  • xDriveによる優れた四輪駆動制御で、雪道でも安心
  • 最新の運転支援システムにより安全性もトップクラス
  • 3年間のメンテナンス無料プログラムなど維持コスト面も配慮

「運転する喜び」を求めながらも家族での使用も重視したい方にとって、BMW X5は極めて完成度の高い選択肢です。

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