【30台限定】M3 CSツーリングの価格とスペックをプロが徹底解説!
M3 CSツーリングとは?限定30台の魅力と注目ポイント
たった30台限定で発売されたM3 CSツーリングは、BMWファンのみならずスポーツワゴン愛好家からも熱視線を集めています。
希少性の高いモデルが持つ特別な価値と、日常使いにも対応する実用性を兼ね備えている点が注目の理由です。
「高性能ワゴン」と聞くと、走行性能に偏ったモデルをイメージする方も多いかもしれません。しかしこのモデルは、サーキットの走りと日常の快適性を両立しています。
実際にオーナーからは「家族を乗せて旅行にも行けるスーパーカー」という声も聞かれます。
走りの性能、装備、価格すべてがプレミアム。気になる情報を一つずつ丁寧に解説します。
この記事で分かること
- M3 CSツーリングの基本スペックと特徴
- 限定30台という希少性と入手方法
- 他のM3グレードやライバル車との比較
- 価格に対する価値とリセールの見通し
- 実際のユーザーによる評価と口コミ
M3 CSツーリングの基本スペックを徹底解説
エンジン性能と駆動方式
M3 CSツーリングには、3.0L直列6気筒ツインターボエンジン(S58型)が搭載されています。最大出力は550PS(405kW)に達し、M xDrive(4WD)システムによる卓越したトラクション性能も魅力です。
このシステムは路面状況や走行モードに応じて駆動力配分を自動制御し、ドライでもウェットでも安定した走行を実現します。
加速性能と最高速度
0-100km/h加速はわずか3.6秒と、スーパーカー並の加速性能を誇ります。
最高速度はリミッター解除時に280km/hに達します(Mドライバーズパッケージ装着車)。この性能は、日常走行だけでなくサーキット走行にも対応するスペックです。
ボディサイズと重量バランス
全長4,800mm、全幅1,900mm、全高1,435mmのサイズ感により、都市部での取り回しもしやすい仕様です。
車両重量は1,975kgとやや重めながら、前後重量配分は50:50を維持しており、安定したハンドリング性能に貢献しています。
トランスミッションと足回り
8速Mステップトロニックトランスミッションを搭載し、俊敏なギアチェンジを可能にしています。
さらに、電子制御式ダンパーと専用セッティングが施されたサスペンションにより、スポーツ走行と快適性を高次元で両立しています。
項目 | 内容 |
---|---|
トランスミッション | 8速Mステップトロニック |
サスペンション | アダプティブMサスペンション |
燃費性能と環境性能
WLTCモード燃費は約9.2km/Lと高性能車としては健闘しており、実用性も十分確保されています。
アイドリングストップ機能や排出ガス処理装置の進化により、欧州排ガス基準Euro 6dにも適合しています。
スポーツカーでありながら、環境配慮型の設計がされている点は注目すべきポイントです。
M3 CSツーリングの限定30台とは?その希少性の価値
日本市場における割当台数の内訳
M3 CSツーリングの世界生産台数は1,800台程度と見られていますが、日本への割当はわずか30台に限られています。
この割当数は他のMモデルと比較しても圧倒的に少なく、国内での入手難易度の高さを物語っています。
ディーラーによっては展示すら行われず、購入申込みは既に終了している場合もあります。
限定台数が中古市場に与える影響
中古車市場では、こうした希少モデルは常に高値で推移する傾向があります。
実際にM3 CS(セダン)の中古価格は新車価格を上回る例も見られ、ツーリング仕様でも同様の動きが予想されます。
- 供給が極めて少ない
- 高性能モデルとして評価が高い
- 限定生産によるプレミア感
リセールバリューは高い?投資価値の分析
M3 CSツーリングは資産価値を持つ車として注目されています。
特に以下の条件を満たす個体は、リセールバリューが高くなる傾向があります:
- 走行距離が1万km未満
- 禁煙・事故歴なしのコンディション
- 正規ディーラー購入&保証継続中
このモデルは数年後に購入価格以上で売却できる可能性もあり、コレクション目的の投資対象としても成立します。
限定車ならではの特別装備
標準装備とは異なる、CS専用の内外装パーツが付属しています。
装備名 | 内容 |
---|---|
カーボンルーフ | 軽量化と重心低下を実現 |
CS専用スポーツシート | Mカラーのステッチ入り |
専用フロントリップ&リアディフューザー | 空力性能とデザイン性を両立 |
抽選・予約方法と販売スケジュール
M3 CSツーリングは通常販売ではなく、一部ディーラーでの抽選販売となりました。
2024年初旬に予約が開始され、申込み受付は数日間で終了しています。以下は参考スケジュールです:
- 予約開始:2024年1月15日
- 受付終了:2024年1月20日
- 当選発表:2024年2月初旬
現在は正規ディーラーでの新規受付は終了しており、中古市場での購入が現実的な選択肢となっています。
M3 CSツーリングの価格は高い?その妥当性を検証
新車価格の内訳とオプション費用
M3 CSツーリングの日本国内での新車価格は約1,950万円に設定されています。
この価格にはCS専用装備が多数含まれており、追加オプションを選択しなくても完成度の高い仕様です。
とはいえ、カーボンブレーキ(C.C.B)など一部有料オプションもあり、追加で約120万円程度かかるケースも見られます。
価格に含まれる装備内容とオプションのバランスを見極めることが重要です。
他グレードとの価格比較(M3、M3 Competitionなど)
M3 CSツーリングは、他のM3シリーズと比べて価格が高めに設定されています。
モデル | 税込価格(目安) |
---|---|
M3(ベースモデル) | 約1,250万円 |
M3 Competition | 約1,400万円 |
M3 CSツーリング | 約1,950万円 |
CSは約500万円の価格差があるものの、装備や性能の違いを踏まえると割高とは言い切れません。
同価格帯の他社モデルとの比較(例:AMG C63、RS4 Avant)
競合モデルとされるAMG C63 S 4MATIC+ツーリング(約1,750万円)や、アウディRS4 Avant(約1,420万円)と比較しても、M3 CSツーリングは価格的に上位に位置します。
ただし、出力や加速性能、限定性の面ではCSの優位性が際立ちます。
- AMG C63:680Nmの高トルクだが、PHEVのため車重が増加
- RS4 Avant:扱いやすさが魅力だが、尖った走行性能では劣る
- CSツーリング:限定30台+高出力で独自の価値を確立
保険料・維持費などトータルコスト
年間維持費は保険・税金・燃料・メンテナンスを含めて約80〜100万円程度が目安です。
特に任意保険は車両保険を含めると年間35〜45万円前後となるケースもあります。
燃費性能は約9km/L前後で、年間10,000km走行した場合、ガソリン代は約20万円程度が想定されます。
支払いプラン・ローンの選び方
支払い方法は一括購入のほか、残価設定型ローンやリースも選択可能です。
ローン金利はディーラー系で年2.9〜3.5%が一般的で、頭金500万円・60回払いとした場合の月々の支払例は以下の通りです:
支払い条件 | 月額目安 |
---|---|
残価設定型ローン(60回・残価800万円) | 約150,000円〜170,000円 |
通常ローン(60回・残価なし) | 約240,000円〜260,000円 |
自分のライフスタイルや資金計画に合わせた選択が大切です。
実際の購入者レビュー・評価は?ユーザーのリアルな声
購入者が語る「走りの質感」
多くのオーナーが共通して挙げるのは、圧倒的な走行安定性とパワーのダイレクト感です。
S58型エンジンのレスポンスは高く、アクセルに対する挙動が非常に素直で、スポーツ走行でも安心感があります。
- 「コーナーの抜け方が異次元」との声
- 「xDriveでもリアの楽しさを感じる」など評価多数
室内空間と快適性の満足度
スポーツモデルながら、室内の快適性にも高評価が集まっています。
フルバケットシートながらサポート性が高く、ロングドライブでも疲れにくいという実例もありました。
特に静粛性の高さや、ハーマンカードンの高音質オーディオはユーザーから好評です。
家族利用や日常使いでの実用性
ツーリングボディを採用しているため、Mモデルでありながら日常使いにも適しています。
- トランク容量は500L超(後席倒せば最大1,510L)
- チャイルドシートの装着も可能
- 買い物や通勤にも違和感なし
家族と共有するクルマとして選ばれる理由が明確です。
SNS・レビューサイトでの口コミ傾向
TwitterやYouTubeでは「#M3CSTouring」のタグで多数の投稿が確認されます。
購入者レビューでは、「走り」「希少性」「高価格」に関する言及が多く見られます。
一方で「高額すぎる」という意見や、「抽選販売が不公平だった」といった声も一部ありました。
オーナーズクラブやコミュニティの意見
BMW公認のオーナーズクラブやSNS上の非公式グループでも活発な情報交換が行われています。
実際の利用者から得られた感想の例:
- 「M5より小回りが利いて扱いやすい」
- 「M3 CSセダンと乗り比べたが、ツーリングの方が日常向き」
- 「他人と被らない所有感がうれしい」
オンラインでの情報発信が活発なモデルであり、購入検討時の参考にもなります。
他のMモデルとどう違う?M3 CSツーリングの位置付け
M3/M4との性能差と性格の違い
M3 CSツーリングは、ベースのM3やM4と比較して、より硬派なドライビングを追求したモデルです。
出力はM3/M4 Competitionの510PSに対し、550PSとパワーアップしており、足回りもサーキット向けに最適化されています。
また、標準のM3はFR設定ですが、CSツーリングはxDriveの4WD専用モデルとなっています。
M5ツーリングとの比較ポイント
サイズや快適性ではM5ツーリングが上ですが、俊敏性や軽快さではM3 CSツーリングに軍配が上がります。
以下の比較表をご覧ください。
項目 | M3 CSツーリング | M5ツーリング |
---|---|---|
出力 | 550PS | 600PS超(次期型) |
重量 | 1,975kg | 約2,100kg |
走行重視 | サーキット向け | 高速クルージング向け |
CS(クラブスポーツ)グレードの定義
「CS」は「クラブスポーツ」の略で、BMW M社が限られた台数のみ生産する特別仕様グレードです。
CSモデルは、軽量化・パワー強化・専用装備の3要素を特徴としています。
- カーボン素材の多用
- 高出力セッティング
- サーキット志向の足まわり
このグレードは、従来のMシリーズよりさらに限定性とパフォーマンスを重視した立ち位置にあります。
ツーリングモデルの特性とユーティリティ
M3 CSツーリングの最大の特徴は、「高性能」と「実用性」を兼ね備えている点です。
ラゲッジスペースは最大1,510Lで、大型スーツケースやスポーツ用品も余裕で収納できます。
加えてリアシートの快適性や視界の良さなど、ファミリーユースにも対応している点が特徴です。
- 後席の足元スペース:約870mm
- 電動テールゲート付き
- 40:20:40分割可倒式シート
将来的なモデル展開との関連性
M3 CSツーリングの登場は、今後のBMW Mシリーズの方向性を示唆しています。
特にCSグレードのワゴン化は今回が初であり、将来的なハイパフォーマンスツーリングの定番化の可能性があります。
また、電動化との融合も今後注目される領域であり、限定生産のCSはその過渡期の象徴的モデルと言えるでしょう。
よくある質問(FAQ)
M3 CSツーリングの納期はどれくらい?
納期については既に生産終了しているため、現在は新車での購入は不可です。
国内30台限定のため、納車済みの個体が中古市場に出るまで待つ必要があります。
中古市場では流通数が極めて少なく、出回るまでに数ヶ月以上かかるケースが多いです。
日本で手に入れるにはどうすればいい?
現在の入手方法は以下の2つに限られます:
- 正規ディーラーにてキャンセル枠の確認
- 中古車販売店やオークションサイトでの購入
購入検討者は、カーセンサー・グーネット・BMW認定中古車などを定期的に確認するとよいでしょう。
オプションはどこまでカスタマイズ可能?
M3 CSツーリングはほとんどが専用装備込みで設定されており、大幅なカスタマイズは不可です。
ただし、以下の一部オプションは納車前に選択可能でした:
オプション名 | 選択可否 |
---|---|
カーボンブレーキ | 有料オプション |
ボディカラー(専用色含む) | 選択可能 |
シートヒーター/ステアリングヒーター | 標準装備 |
一般道や高速道路での乗り心地は?
硬めの足回りですが、アダプティブダンパーにより柔軟に調整可能です。
コンフォートモードに切り替えれば、日常使いでも十分な快適性が得られます。
高速道路での安定感は抜群で、追い越し加速もストレスがありません。
左ハンドル・右ハンドルの選択はできる?
日本向け仕様は右ハンドルのみの設定です。
ヨーロッパやアメリカでは左ハンドルが主流であるため、個人輸入などで左ハンドル車を導入することは可能です。
ただし、並行輸入車は保証や部品供給に制約がある点に注意が必要です。
試乗は可能?ディーラーでの対応は?
30台限定という特性上、試乗車の設定は基本的にありません。
一部のディーラーでは展示車両があったものの、すぐに納車されている場合が多く、現在は試乗機会は限られています。
M3 Competition xDriveなどで走行性能の参考体験をするのが現実的です。
まとめ:M3 CSツーリングは走りも価値も極めた限定モデル
M3 CSツーリングは、高性能・希少性・実用性を兼ね備えた特別な一台です。
世界中で注目を集める中、日本にはわずか30台のみが正規導入され、その希少価値は他のMモデルを大きく上回ります。
この記事で紹介した主なポイントは以下の通りです:
- 550PSの高出力と0-100km/h加速3.6秒という圧倒的なパフォーマンス
- 4WD+ツーリングボディによる日常使いの快適性
- 新車価格は約1,950万円だが、装備と走りを考えると妥当
- 中古市場でも高リセールが期待できる将来性
- 口コミやオーナー評価も非常に高く、満足度の高いモデル
走りを極めたい方、希少なモデルに乗りたい方、そして家族と共有できるMカーを探している方にとって、M3 CSツーリングは理想的な選択肢です。
ただし、生産終了かつ国内台数が限られているため、気になる方は早めの行動をおすすめします。