BMW X7とDefender 110、どっちが自分に合う?注目の2大SUVを徹底比較!

BMW X7とDefender 110、どっちが自分に合う?注目の2大SUVを徹底比較!

「BMW X7とDefender 110、どちらを選ぶべきか迷っている」そんな方は少なくありません。どちらも高級SUV市場で人気のあるモデルでありながら、性格や魅力は大きく異なります。

BMW X7はラグジュアリーな内装と滑らかな走行性能が特徴です。一方で、Defender 110は本格派のオフロード性能とアウトドアに適したタフさを兼ね備えています。

「家族との快適な移動」か「冒険心をくすぐる走破性」か――選択の基準はあなたのライフスタイルにあります。

この記事では、それぞれの魅力や違いを丁寧に比較し、購入を検討するうえでのヒントを提供します。迷いを解消し、自分にぴったりの1台に出会える内容です。

この記事で分かること

  • BMW X7とDefender 110の基本スペックと特徴
  • 価格やグレード構成の違い
  • 内装や快適性、走行性能の比較ポイント
  • それぞれのおすすめユーザー像
  • よくある質問への具体的な回答

BMW X7とDefender 110の基本スペックを比較

BMW X7とDefender 110の基本スペックを比較

車体サイズと外観デザインの違い

BMW X7は全長5,180mm、全幅2,000mmと非常に大型で、堂々としたプレミアムSUVの存在感があります。一方、Defender 110は全長5,020mm、全幅2,005mmで、ややコンパクトながらもオフロード車特有の無骨なスタイルが魅力です。

都会的なデザインを好むならX7、アウトドア志向ならDefenderといえます。

エンジン性能と駆動方式の比較

X7は3.0L直列6気筒ターボまたは4.4L V8エンジンを搭載し、最大出力は530馬力に達します。対してDefender 110は2.0Lターボや3.0L直列6気筒エンジンを搭載し、最大出力は400馬力です。どちらもAWD(全輪駆動)を採用しており、雪道や悪路でも安心して走行可能です。

ただし、加速性能やパワフルな走りを求める場合はX7が有利です。

燃費・燃料効率の差

X7はWLTCモードで約8.2km/L、Defender 110は約9.6km/Lの燃費性能を誇ります。燃費重視ならDefenderの方が若干有利ですが、エンジンの出力や装備の重さを考慮すると、どちらも燃費特化ではありません。

通勤など日常使いが多い場合は燃費も重要な比較ポイントです。

乗車定員と荷室容量の比較

BMW X7は最大7人乗りで、3列目も広々と設計されています。Defender 110も7人乗り仕様がありますが、3列目はややタイトです。荷室容量はX7が最大750L(3列使用時は326L)、Defenderは最大857Lと、アウトドアギアを積むならDefenderが適しています

オフロード性能の実力差

Defender 110はランドローバーの伝統に裏打ちされたオフロード性能が最大の特徴です。地上高は最大291mm、水深900mmまで走行可能な設計はまさに本格派。一方、X7は電子制御式サスペンションによる安定した走行は得意ですが、本格的な悪路には向いていません

オフロードを本気で楽しみたい方にはDefender 110が圧倒的におすすめです。

価格とグレード構成を比較

価格とグレード構成を比較

BMW X7の価格帯と代表的グレード

BMW X7の国内販売価格は約1,300万円〜1,800万円です。主なグレードには「xDrive40d M Sport」や「M60i xDrive」があり、後者は4.4L V8エンジンを搭載し、高出力と高級装備が魅力です。

価格が高めですが、先進装備や静粛性はトップクラスです。

Defender 110の価格帯と代表的グレード

Defender 110の価格は約900万円〜1,300万円。代表グレードには「X-Dynamic SE」や「X」などがあり、オフロード性能を重視した装備が充実しています。

比較的価格の幅が広く、ライフスタイルに合わせた選択がしやすいモデルです。

装備内容とコストパフォーマンスの違い

X7はパノラマガラスサンルーフ、アダプティブエアサスペンション、最新のiDriveなどを標準装備。対してDefenderはタフな走破性を活かす電子制御式4WDや多彩なドライブモードを搭載しています。

ただし、快適装備に関してはX7がやや優勢です。

維持費・ランニングコストの比較

X7は重量税や自動車税が高く、年間維持費は約40〜60万円と高額です。燃費も平均8km/L前後とやや劣ります。Defenderはオフロード使用による部品交換やタイヤ交換が頻繁になる可能性があるため、メンテナンスコストに注意が必要です。

中古車価格の傾向とリセールバリュー

BMW X7は3年落ちでも1,000万円前後の中古価格を維持しており、高級車としてのブランド価値がリセールに反映されています。Defender 110もアウトドア人気の影響で中古需要が高く、高年式で状態の良い車両は値落ちが少ない傾向です。

特に限定モデルや特別仕様車は、中古市場でもプレミア価格が付くことがあります。

内装・快適装備を徹底比較

内装・快適装備を徹底比較

シートの素材・デザインの違い

BMW X7はメリノレザーやヴィーガンレザーの高級感あるシートが特徴です。ステッチの精巧さやシートヒーター・ベンチレーションの標準装備は、まさにラグジュアリーの名にふさわしい仕様です。

一方Defender 110は、耐久性重視のレザーとファブリックのコンビ素材を採用。オフロードやキャンプ利用でも安心できる設計です。

インフォテインメントとナビシステム

X7には12.3インチのデジタルメーターと14.9インチの曲面ディスプレイを搭載。最新のiDrive 8により、直感的な操作とスマートフォン連携が可能です。

Defender 110も11.4インチのPivi Proシステムを採用しており、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応。どちらも利便性は高いですが、操作性と画質ではX7が上回ります

運転支援・安全装備の差

X7はアクティブクルーズコントロールやステアリング&レーンコントロールアシストなど、自動運転レベル2に相当する機能を多数搭載しています。高速道路の長距離移動でも疲れにくい仕様です。

Defender 110も死角検知や自動緊急ブレーキなどの基本機能は網羅していますが、都市部での使い勝手を重視するならX7が優勢です。

快適装備(エアコン・音響など)の比較

X7は4ゾーン・エアコンやBowers & Wilkins製オーディオを搭載するなど、快適性の追求に余念がありません。車内での静音性も非常に高く、移動中の会話もストレスがありません

Defender 110はシンプルかつ機能的な設計で、空調性能も十分ですが、ラグジュアリー性ではX7に軍配が上がります。

後部座席・荷室の使い勝手

X7の後部座席はリクライニング機能付きで、大人でもゆったり座れる設計です。荷室は自動開閉付きで、3列使用時でも収納スペースが確保されています。

Defender 110はフラットな荷室が魅力ですが、3列目の居住性は限定的です。家族利用ならX7が快適性に優れています。

走行性能・乗り心地の違い

走行性能・乗り心地の違い

加速性能とトルクの比較

BMW X7 M60iは4.4L V8エンジンを搭載し、0-100km/h加速はわずか4.7秒。最大トルク750Nmを誇り、大型SUVながらスポーツカー並みの加速が可能です。

一方、Defender 110 P400は3.0L直6エンジンで最大トルク550Nm。加速は7秒台とやや控えめですが、力強く安定した走りを実現しています。

ハンドリングと車体の安定性

X7は可変ステアリングやアクティブロールスタビライザーを搭載し、高速でも安定感のあるコーナリングが特徴です。車体の重さを感じさせない操縦性は、日常使いにも適しています。

Defender 110はラダーフレーム構造により剛性が高く、悪路や傾斜での安定感が際立ちます。ただし、タイトな市街地では取り回しに注意が必要です。

静粛性と乗り心地の評価

BMW X7は防音材や2重ガラスによって高い静粛性を確保しており、エンジン音やロードノイズをほとんど感じません。高速道路でも快適なドライブが可能です。

Defender 110は構造上ややノイズが伝わりやすい傾向にありますが、改良されたエアサスペンションにより、乗り心地は想像以上に快適です。

長距離運転での快適性

X7は前席マッサージ機能やシートヒーターに加え、疲労軽減を意識した設計が施されています。長時間の移動でも身体への負担が少なく、ファミリー層からも高評価です。

Defender 110もシート形状や視界の広さが工夫されており、長距離でもストレスの少ない運転が可能ですが、舗装路での快適性ではX7が上です。

悪路・雪道でのパフォーマンス

Defender 110は本格的なオフロード性能を誇り、路面状態に応じて自動調整するテレインレスポンスシステムを搭載。水深90cmの渡河も可能な構造は、他車を圧倒します。

BMW X7も雪道対応のxDriveを備えますが、悪路走行には向いていません。山道や未舗装路の多い環境ではDefender 110が優れています。

デザインとブランドイメージ

デザインとブランドイメージ

BMWとランドローバーのブランド特性

BMWはドイツを代表するプレミアムカーブランドとして、走行性能と洗練されたデザインの両立で知られています。特に「駆けぬける歓び」というブランドコンセプトが、ドライバー重視の設計に表れています。

一方、ランドローバーは英国発祥の伝統あるSUVメーカーで、軍用車に由来するタフさとラグジュアリーを融合させた個性派ブランドです。

エクステリアの印象・存在感

X7は流れるようなボディラインと大型キドニーグリルが特徴的で、都会的で洗練された印象を与えます。街中での注目度も非常に高く、所有感を満たすデザインです。

Defender 110は直線的で無骨なデザインが魅力で、オフロード車としての本質を前面に出したスタイル。アウトドアや冒険好きに刺さるデザイン性を持ちます。

インテリアの高級感・質感

X7の内装は木目パネルや金属トリム、高級レザーをふんだんに使用しており、まさにラグジュアリーサロンのような空間です。タッチパネルやアンビエントライトも洗練され、五感で高級感を味わえます。

対してDefenderは、堅牢な素材と直感的なレイアウトを採用し、使いやすさと耐久性を重視。質感より機能性に重きを置いた空間が特徴です。

所有する満足感・ステータス性

BMW X7はその価格とデザインから、高所得層やビジネスパーソンからの支持が厚く、一種のステータスシンボルとしての役割も果たします。輸入車の中でも「成功者の象徴」として認知されています。

一方、Defender 110はオーナーの個性や価値観を表現する車として注目されています。「自然と共に生きる」「冒険心を忘れない」スタンスを打ち出すユーザーに人気です。

ファミリー層・アウトドア志向層への訴求

ファミリーユースではX7の静粛性と3列シートの快適性が高く評価されています。特に後部座席の快適性や安全装備の充実度は、子育て世代にとって安心材料です。

一方、Defender 110はキャンプやアウトドアに最適な設計で、荷室の広さや牽引力の高さが魅力です。アクティブなライフスタイルを楽しむ家族にマッチします。

BMW X7とDefender 110、どちらがどんな人におすすめ?

BMW X7とDefender 110、どちらがどんな人におすすめ?

ファミリーカーとしての適性

BMW X7は3列7人乗りでも広々とした室内空間が確保されており、チャイルドシートの装着や長距離移動にも適しています。後席エンタメ機能や静音性の高さは、子ども連れの家族に特に好評です。

Defender 110も7人乗り仕様がありますが、3列目はやや狭く、長時間の利用には不向きです。週末のアウトドアやレジャーを楽しむ家族にはマッチします

アウトドア・オフロード派に向いているのは?

アウトドアやオフロード走行を重視するなら、圧倒的にDefender 110がおすすめです。最大渡河水深900mm、アプローチアングル38度という本格性能は、他のSUVでは代替できません。

X7はオンロード志向が強く、オフロードには不向きな設計です。

高級SUVとしての魅力と満足度

高級感やプレミアム体験を求めるならBMW X7が最適です。室内の質感やドライブ中の快適性は、まるで高級ホテルにいるかのような感覚と評されることもあります。

Defender 110は高級感よりも個性や存在感を重視する方に支持されており、「人と違うクルマに乗りたい」というニーズに応えます。

維持コストやライフスタイルとの相性

X7は税金や保険料、燃費面で維持費が高めであり、日常的に使うには予算に余裕が必要です。一方、Defender 110は比較的パーツ代が高額な傾向にあるものの、長く大切に乗るユーザーには向いています。

年間走行距離や使用目的によって、負担の大きさは異なります。

購入後のサポート体制やディーラー対応

BMWは全国に正規ディーラー網が整っており、アフターサービスの質や対応スピードに定評があります。保証内容も手厚く、初めての輸入車でも安心です。

ランドローバーの正規ディーラーも全国展開されていますが、拠点数はやや限られるため、

近隣に整備可能な店舗があるか確認が必要です。

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

BMW X7とDefender 110の燃費はどちらが良い?

X7(xDrive40d)はWLTCモードで約8.2km/L、Defender 110(P300)は約9.6km/Lです。燃費面ではDefender 110にやや分がありますが、使用環境や走行スタイルによって変動するため、実燃費は一概に比較できません。

BMW X7はオフロード走行に向いている?

X7には4WD機構(xDrive)が搭載されていますが、オフロード専用設計ではありません。舗装路での走行に最適化されており、雪道や砂利道程度であれば対応可能ですが、岩場やぬかるみでは性能を発揮しにくいです。

本格的な悪路走行には向きません。

Defender 110の安全性能は信頼できる?

Defender 110はユーロNCAPで最高評価の5つ星を獲得しています。歩行者検知付き自動ブレーキやレーンキープアシストなど、先進安全機能を標準搭載しており、安全性能に関して高い評価を受けています。

購入後の維持費が安いのはどっち?

一般的にはDefender 110の方が維持費を抑えやすいです。X7は重量税、自動車税、保険料が高く、年間維持費は約50〜70万円程度が見込まれます。Defender 110も高額ではあるものの、タイヤ交換などを除けばやや低めです。

乗り心地の良さで選ぶならどちら?

乗り心地に関しては、BMW X7が圧倒的に優れています。エアサスペンションによる滑らかな走行、静粛性、快適なシートが快適性を高めています。

Defender 110も近年のモデルは改良されており、長距離運転でも疲れにくくなっていますが、舗装路での快適性はX7が一歩リードです。

中古車市場での人気はどちらが上?

現在の中古市場では、Defender 110の方が需要が高まっています。特にアウトドアブームやデザイン性の高さから、人気が上昇傾向です。一方で、X7は高級SUVとして一定の需要があり、リセールバリューも安定しています。

まとめ:BMW X7とDefender 110の違いを理解して、自分に合う一台を選ぼう

まとめ:BMW X7とDefender 110の違いを理解して、自分に合う一台を選ぼう

BMW X7とDefender 110は、どちらも魅力的な高級SUVですが、目指す方向性と使い方に大きな違いがあります。

  • 快適性・静粛性・高級感を重視するならBMW X7
  • 走破性・個性・アウトドア性能を求めるならDefender 110
  • 価格帯・装備・ブランドイメージにも明確な違いがある
  • 用途(ファミリー・都市部・キャンプ)によって選ぶ基準が変わる
  • 維持費・リセールなどの実用面も考慮が必要

選ぶべき基準は、単なるスペックだけでなく、自分のライフスタイルや価値観に合うかどうかです。この記事を通じて、両車の特徴や違いを整理できたなら幸いです。

購入前には必ず試乗を行い、実際のフィーリングを確かめることをおすすめします。

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